メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『季節風の彼方に』(1958)

2024-09-20 13:41:09 | 映画
原作:佐藤鉄章 監督:関川秀雄

出演
那村文江:久我美子
那村勘介:小沢栄太郎 父
那村テル:沢村貞子 母
那村幸枝:春丘典子 妹
幸田先生:高倉健
森本先生:永井智雄
安城哲夫:木村功
校長:東野英治郎
畠山芳枝:中原ひとみ
ほか



東映オンデマンド対象作品

「久我美子さん出演作まとめ」に追加します


高倉健さんが久我美子さんと共演してたってビックリ/驚
上品な顔立ちの久我美子さんが「~だべ」てセリフを言いながら野良仕事をするのが違和感


【内容抜粋メモ】

吹雪の学校
大学に進学したいと担任の森本先生に相談するフミエ

幸田先生にテストで90点だったと褒められる
(建さん、若い!!

コウダ:君という生徒がいたことを忘れないだろうね








森本先生:
フミエが家の事情で進学が難しいのは残念だ
父は炭焼きで1か月に1万円の収入も難しい

妹ユキエ:
おとうが山から帰って、おかあが姉さんのこと話したら
急にばばあと怒鳴って叩いてる!

父は母を殴って、母が泣き叫ぶのを吹雪の外で待つ姉妹

母:
おとうも心の中はツライんだ
フミエが高校に入れる時も腕を火鉢で殴られた

ユキエ:おらは貧乏しておっかあのように泣くのはイヤだ!



フミエ:大学進学を諦めて働く
父:おとうの仕事を手伝え

雪深い山を2人で登る



旧暦の正月
父が酔っぱらって帰ってくる

父:
オレは炭焼きになるために生まれたんじゃない
フミエ、大学行け!

5万稼いだが、いろいろ引くと2万しか残らない

父:炭焼きやめて家畜工場行く
フミエ:おっとうは51になる そんな恐ろしい仕事をしたら死んでしまいたくなる

フミエは宿直のコウダに大学を諦めると報告する
コウダ:ここにも春が来る



コウダは突然学校を辞めて村を去った
入院料が払えてないのをふせて恋人を見舞う

恋人:
東北に来たのも私のためだったのに・・・
あなたにご迷惑ばかりかけて、私なんか早く死んでしまえばいい

中学校の助教師になったフミエ
自分で作った♪季節風の彼方に を生徒たちと歌う

日曜も学校に行くフミエ
病気で休んでいたヤスナリ先生がいる
有力者の息子だが自分の力だけで頑張っている

職員会議
ヤスナリは生徒のために図書室をつくりたいと提案
ヤスナリ:生徒は本を欲してます

コガ先生:この村の生徒の6割は山で働いている
校長:君はもう少し休んだほうがいい

生徒みんなで歌いながら炭を運ぶ
川原でひと休みして、どんな本が読みたいか聞くといろんな意見が飛び交う








校長:
子どもたちは立派な労働力 父兄から抗議が来ている
勝手な行動は禁止する!
東京の教育関係がへき地調査に来る

ヤスナリ:実際は改善しやしないんだ!

帰宅すると、コウダから手紙の返事がきている
今は神田にある出版社で働いている
夏休みに東北に旅をするから会えるのを楽しみにしている、とある

ヤスナリが川で待っている

ヤスナリ:父のもとを出たのもアカは置いておけないと言われたから

フミエは今後も協力すると約束する

ヤスナリ:ナムラ先生は恋愛したことはありますか?
フミエ:忘れられない人がいる 夏休みに来てくれる

ヤスナリ:
ボクはあなたを愛している
その人と幸せに暮らしてください

ヤスナリは夏休みになってまた倒れた

フミエは帰郷する 今年は夏の長雨で不作
ユキエ:おれは嫁に行く!

ヤスナリ先生が亡くなった
フミエは後任の先生が来るまでの間だと釘を刺される

生徒:卒業までいてほしい!



生徒の働いたお金で本が届いてみんな喜ぶ
その後も村の人々が持ち寄ったお金で70冊以上に増える

校長はフミエのつくった歌をアカの歌だと疑う

ヨシエが学校に来なくなって家を訪ねる
ヨシエの家族は戦後、樺太から引き上げて来て、炭焼きのその日暮らし
母:そんなに他人の子が心配なら飯を食わせてくれたらいい

東京の食堂で勤めているユキエからきた手紙を読む
卒業できるように校長に頼むと約束する
女生徒:私も東京で働いて家にお金を送りたい

校長:
君は生徒をかばいすぎる
生徒はパンパン(売春婦)みたいになってる
これは人身売買だ 詳しく調べてみなさい
わしには学校の名目が大事なんだ



就職講話

講師の役人:
中学を卒業して山の人になるのだから山を大事にしないといけない
人夫となって働けば55歳まで使ってもらえる

男子生徒・福島:
労働基準法に基づいてるか?
国有林を村に返すことはできないか
図書室の本で学んだ

校長は福島に激しくせっかんするのを他の教師は無視している
フミエが止めに入る








フミエは学校の秩序を乱したという理由で解雇されて帰郷する途中
牛をとさつ場に連れて行く行列にいる父を見つけてもの影に隠れる

そのまま汽車に乗って東京に来る
ヨシエが働く先を訪ねると食堂ではなく、いないと言われる

フミエ:ヨシエさんを返してもらいたい! いないというなら警察に行ってほしい
男に脅されて逃げる

フミエ:
卒業証書を送りたい
あなたがどんなことをさせられてるか聞かない
私の力ではどうしようもない

ヨシエ:
掃除や洗濯をしてるだけです
先生も学校で待っててください!

ヨシエは医師になるのが夢







コウダの出版社を訊ねると本郷の病院にいると言われる
恋人が亡くなり、運ばれていくところを見て声をかける

コウダ:
僕の生活はすべてあの人のために動いていた
そのマリが死んでしまって、どうしたらいいんだ!
マリは自殺したんだ

フミエ:
あの方は先生にそんなに愛されて幸せでしたわ
私、今夜あの方のお通夜をします 先生とご一緒に










「先生を愛していた」と手紙を残して帰郷すると
生徒が駆け寄ってきて、また担任になったと喜ぶ



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