霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

日陰の身

2008-10-28 22:23:09 | 産直
8月に購入した枝豆脱莢機の支払いのため郵便局に行ったら、10万円以上の振り込みには「本人を確認するための身分証明書が必要」とのこと。
「金を払うのに身分証明が必要とは何事か」と問い糾したら、「振り込め詐欺防止のため」だという。
「そんなアホな」と思ったが窓口の担当者に非は無いので諦めた。
悪い奴がいるために簡単に済ませられることまで煩瑣になる世の中になってしまったようだ。
支払者は息子名になっているので結局振り込みできず直接「岩手クボタ」に行って支払いを済ませた。

我が家では息子が認定農業者になっているので、対農協関係の名義や米の耕作責任者、更には税務署への農業所得申告等はすべて息子の名前となっている。
一方、産直関係はオバサン名義となっているし、土地・建物名義はジイチャン名義となっている。

結局オジサン名義となっているのは僅かばかりの退職金をオバサンと折半した預金だけという寂しい状況。
にもかかわらず365日朝から晩まで休み無しに働く運命となっている。
「可愛そうなのはこの子でゴザ~イ」と言って物乞いしたら道行く人が何か恵んでくれるかもしれない。


(大根、赤蕪、ひのな、青菜を栽培している畑)

先日、「新鮮館おおまち」で野菜を並べていたら高校の同級生のAさんに声をかけられた。
著名な会社の社長夫人になっているAさんに「産みたての卵」を紹介したら直ぐに買ってくれた。
その時に値札シールの生産者名を見たAさんが「アラ、奥様の名前になっているのね」と言って来た。
すかさずオジサンは「私はいつも日陰の身ですから…」と言ったらAさんは笑いこけていた。
コメント (3)
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