霜後桃源記  

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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

新聞投書

2017-02-05 07:21:38 | 社会
「世に悪がはびこる」のは今も昔も変わりがない。
それは「人間の悲しい性」なのかもしれない。
しかし、残念ながら今の世には水戸黄門も大岡越前も居ない。

「人権の最後の砦」の裁判所も「期待薄の存在」となっている。
今かろうじて頼れるのは「世論」しかなさそうだ。 
そんな訳で「市役所の怠慢」二件を新聞に投書した。

地元紙岩手日日新聞への読者の投書は少ないらしく、毎週日曜日にまとめて
掲載されるが、数が少ないと掲載が省略されることもあるようだ。
そのためか一月半ばに送った投書の内の一件がようやく今日になって掲載された。



    「呆れる市役所の怠慢 その一」
      
国は農業の維持継続を促進するため「多面的機能支払い」等の補助金の支出を法制化している。
これらの補助金は協定を締結した各集落に交付されるが、その使途については各集落の「総会の議決」
で決すべきことは言うまでもない。

ところが当集落においては総会を開くことなく役員が一方的に使途を決め不当な支出をしていたことから
「早急に総会を開催するよう」何度も求めたが拒否されてしまった。
止むを得ず適正使用の指導責任を有する市役所に指導を依頼したところ「どんな形で議決をするかは
各集落に任せてある」と権限外の違法な見解を示したのに呆れてしまった。

非営利組織の最高議決機関が「総会」であることは一般常識に近い。
最高裁判例も「規約や多数決で総会開催を省略することは出来ない」と判じている。
本補助金については国も「総会開催を義務付けている」が、たとえその指導が無かったとしても
「総会を省略できない」ことは論を待たない。

しかし、残念ながら集落の役員は「市役所見解」を後ろ盾とし実施後の会計報告もないままとなっている。
更に驚くことには市議会議長同席の場で「今後も総会は一切開かない」と宣言するに至っている。

洩れ聞こえるところによると市内の他集落においても同様の事例が有り構成員の利益が不当に侵害されて
いると聞く。
「物言わぬ農民」が多いことを幸いに指導義務を怠り「権限外の違法見解」を改めようとしない市の怠慢に
憤りを禁じえない。
コメント
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