「中干し」の主な目的は、「根の酸素補給」と「田面を固める」ことにある。
中干しの程度は「土の表面にこまかいヒビ割れが入る程度」というのが従来からの農協の指導だが、
水不足の体験がトラウマとなり、十分に干すことを躊躇することが多かった。

しかし、実際は、「中干し」以降に水不足に悩むことは殆ど無く、逆に湿地状態の圃場で稲刈りに
難儀することの方が多かった。
そんな苦い経験を踏まえ、今は、完璧な「中干し」を目指し、今朝から排水を始めた。

写真の塩ビ管から、二枚(35a相当)分の水を排出しているが、早朝から始めて夕方になっても
管から目一杯の水が出ていた。
水田の貯水量の多さに改めて驚き、「ダム機能も果たしている」ことを再確認した。