「農事組合法人は、組合員のための組織である」にもかかわらず、あたかも自身の個人会社のように
私物化し続けて来た菅原理事長が、総会議長に元市議を指名し、言論弾圧とも言える暴挙に出たのは、
「批判を避けるため」かと思われるが、これまでの虚偽答弁の繰り返しや議事録捏造等の犯罪行為に、
更に新たな罪を重ねただけのことで、その悪質性に特段新鮮味がある訳では無かった。
(転作田の畦道を撤去して一枚の畑にしたら、長さ100mの畝が誕生した)
菅原理事長が代表に就任した当時、私の妻も理事の一人として名を連ねていた。
妻は当初、理事就任要請を断り続けていたが、選考委員の再三に亘る説得に「組合員のために少しでも
貢献できるのであれば」ということで引き受けたものだった。
そして、理事会では、組合員目線で発言し、それなりに職責を果たしていた。
ところが、菅原理事の代表就任で様相は一変した。
月に一回開催される定例理事会で、議案に異論を述べると「既に決まったことだから」と無視される
ようになった。
また、理事会招集状には「議案も示すべき」と求めたのに対し、「必要ない」と法律違反の見解を示
して拒絶されてしまった。
そして、「3.11被災地への支援カンパ」に至っては、組合員の合意と協力が必要不可欠であるにも
関わらず、総会どころか理事会に付議することもなく、一方的に報道発表してしまった。
新聞報道された当日、その不当性を理事長に抗議したところ、「支援は強制するものではないから
組合員の合意は不要である。」また、「一~二週間、シールを貼って支援に協力するフリをするだけ
でいい」と到底理解不能な釈明に終始した。
しかし、「任意」とはいえ、既に報道発表された取り組みを無視することは、理事の立場上出来ない
ことから、理事長の指示どおり「二週間だけ」支援に協力することにした。
そして、二週間経過後、生産者の間で「協力していない理事が居る」と不満の声が上がり、私に直接
抗議する生産者も現れた。
しかも、「一~二週間だけ協力を」と言っていた理事長も、一緒になって生産者の不満を煽りながら
非難していたのだから呆れてしまった。
このような理事長にあるまじき行為は「氷山の一角」でしかなく、ポラーノの「特別扱い」や、イベント
参加業者への「不当な支払い」等を含めて、監査役である監事に電話をして、「理事長へ注意」を依頼
した。
しかし、その注意は裏目に出て、理事長のリアクションは、「一発レッドカード」ものの酷いものだった。
監事の指摘に激怒した理事長は、自らの非を省みることも無く、妻を「道の駅」の個室に連れ込み、反論
できない状態にして「トンデナモイことをしてくれた」と怒鳴りつけたのだった。
子供の頃から「周囲に小突かれながら育った」と私と違い、妻は「品行方正な超真面目人間」なので、親
や学校の先生からも叱責された経験が無かったことから、「どうして正しい指摘をした人間が、不正を働
いている人間に怒鳴られなければならないのか」と嘆き悲しみ、深い「心の傷」を負ってしまった。
理事長の執拗な攻撃は、その後も続いた。
定例理事会で、「POPを掲示して、自分の商品だけ売ろうとしている不届きな生産者がいる」等の不当な
「言いがかり」をつけて、暗に妻を非難する発言を繰り返し、更には、理事長代行が、妻に「あなたが
居るとヤリヅライ」と本音を述べるに至って、「組合員のために」と頑張って来た妻の「緊張の糸」も
プツンと切れてしまった。
任期途中ながら理事を辞任し、「理事長や理事長代行は全く信用できないし、顔も見たくない」と言って、
それまで交代で行っていた産直出荷にも行かなくなった。
私は、このパワハラ事件を総会で抗議したことはない。
抗議しても、例によって「そのような事実はありません」と理事長が平然と「虚偽答弁する」だけに過ぎ
ないからである。