松川温泉は盛岡勤務時代に仕事で通り過ぎたことはあったが、利用するのは初めてだった。
部屋を案内してくれた番頭さんが、設備等の不備を指摘された際に「秘湯ですから」と
ウッチャン並みにお道化て釈明するのが面白かった。
高校将棋選手権の全国大会三連覇の実績を誇る岩手高校将棋部が貸し切りで夏合宿を行って
いる宿で、八段クラスのプロ棋士も来て指導するらしく、大広間の壁には著名なプロ棋士
の色紙が沢山飾ってあった。
吊り橋を渡った先にある名物の洞窟岩風呂には、夕食後に向かったが、川を渡る風が冷たく
凍てつくような思いをした。
酔っ払ってから行く所ではないと反省させられた。
夜明け後に、改めて部屋から洞窟岩風呂を眺めたら、周囲に落石の跡が見えてゾッとさせら
れた。
今朝は内風呂をハシゴし、熱過ぎて入れない風呂もあったが、いずれもワイルドで秘湯気分
を満喫することが出来た。
帰途に向かう前、直ぐそばにある地熱発電所を見学した。
クリーンエネルギーとして見直されつつあるという地熱発電について、三本のビデオを観て
勉強になった。
ちなみに、地熱発電のメリットは次の3つ。
1.枯渇しないエネルギー源である。
2.CO2の排出量が少ない。
3.天候、時間帯の影響を受けない。
火山列島の日本は、「もっと地熱発電に力を注ぐべき」と感じた。