就農以来毎年欠かさず小麦を作り続けているものの、県が定める基準収量を一度もクリア
したことが無い。
それどころか収穫量が全く無かった年もあった。
失敗を繰り返しながら少しずつノウハウを積み重ね、昨年は6月上旬まで順調な生育状況で、
初の「基準収量超え」も期待された。
しかし、6月7日以降雨或いは曇天の日が続き、雨で勢いを増した雑草が急激に繁茂し、黄金色
の麦畑が緑色に「逆戻り」してしまった。
初めての経験で、それが「麦刈り」にどのような悪影響を及ぼすのか予測出来ていなかった。
結果的に、麦と一緒に刈り取ら取れた雑草がコンバインの刈取部等に詰まるトラブルが頻発し、
途中で「麦刈り」を断念せざるを得ない事態に追い込まれてしまった。
今年は、昨年以上に生育状態が良く、一部を除き雑草も目立っていない。
その一部の雑草も麦刈りが始まる前に刈り取るつもりでいる。
昨年のような悪天候続きとならなければ、初の「基準収量超え」も夢ではない。