就農当初、真冬に雪が解けた南斜面の土手でバッケ(フキノトウ)を採っ
て産直に出品したら珍しさもあって評判となり、冬場の貴重な収入源となっ
たことがあった。
しかし、その事例を「新戦館おおまち」の社長が生産者の集まりの場で
紹介したところ翌年から出品者が増え出し、たちまちの内に供給過多となり
値崩れし、早々に撤退するに至ったことがあった。

(野菊)
軽トラやトラクタを運転しながら聞いているスピードラーニングで
「easy come, easy go」(得やすいものは失いやすい)という言葉を知り、
当時のことを思い出している。
その経験を踏まえ、今は「差別化出来るもの」或い「簡単にマネされない
もの」に絞るようにしている。