旧友のN君は数年前まで10数人の社員を抱える会社の社長だったが、
今は引退して奥様の仕事を手伝っている。
中小企業の経営者として長年生き抜いて来た経験から、私とは対極に
近い「ノウハウと人的ネットワーク」を有している。
今回、大きな荷物を運搬するためN君に紹介して貰った運送会社の社長に
依頼したところ、極めて小口の仕事であるにも関わらず「下見に来た」と
社長自ら訪れ、「運送当日は若い者を何人か連れて来るので積み込みの心配
は不要」と有難いアドバイスまで頂戴し、すっかり恐縮してしまった。
親戚付き合いが始まった気仙沼のTさんは「俺には金は無いが日本中に広がって
いる人的ネットワークが財産だ」と豪語していて、時々その恩恵に浴しているが、
改めて「人的ネットワークはお金以上に価値がある」と痛感させられた。

「稲刈り」再開。
高森を午後の2時間余で順調に終えることが出来たが、隣の田圃(写真奥)の
Kさんは、溝切りした溝が長雨で消えてしまい悪戦苦闘の連続のようだった。