霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ぬかり田」との挌闘

2006-10-02 20:16:01 | 
標準語かどうか不明だが、ぬかっている所の多い田んぼを「ぬかり田」と呼んでいる。
晴天が続いてもぬかることが多い我が家の田んぼは、オバサンが苦労して囲掘り立てをしても効果の無い所も多い。
 
写真の田んぼは、雨の後三日置いて稲刈りをしたのだが、ご覧のとおりの泥沼状態となって、コンバインにも大きな負担が掛かった。
それでもここは一部乾いた所もあったが、次に入った田んぼは全体がぬかるみ状態で、これまでで一番の難所だった。 
そんな悪条件の下で、新しいコンバインは一度も嵌まることなく刈り取ってくれた。
前のコンバインだったら嵌まるのが恐くて田んぼに入ることさえ出来なかった。

パワーもサイズも小さくなったので作業スピードは遅いが、軽量となった分湿田に強い。「ぬかり田」の多い我が家には最適のコンバインとなっている。
ウサギと亀の寓話ではないが、スピードは遅いが嵌まることが無い亀さんコンバインが最終的には早くゴールインするに違いない。


 
「ぬかり田」の稲刈りは、終わると刈り取り部から排藁部まで泥や藁がビッシリと絡んでいることが多い。これらを綺麗に取り去って次の田んぼに向かうとトラブルも回避できることが分かった。
慣れるに従って5日目から「完投」ペースとなり、一日の予定数をほぼ消化できるようになって来た。

稲刈りは、まだ全体の半分を終えた程度。後半も晴天の日が続かない予報なので苦戦は続くと思うが、何とか今の調子で乗り切りたいと願っている。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (空兵)
2006-10-02 21:19:16
これは凄いですね。まるでトラクターでヘタな畝を立てたような・・・
我々のところでは、水のある田んぼを「しるい」か「しゅるい」といいます。今は耕作していない家の裏手の田んぼがそうでしたが、また少し違うようです。
昔は舟に乗って田植えしていたなんて聞いたことがあります。
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Unknown (masa)
2006-10-02 22:56:31
うーん、キツイですね。好条件の田ばかりじゃないのですね。中間山間の立地じゃ多いのでしょうが、機械が適応してよかったです。農地改革で広範囲に一律平地化するために、埋め均したが、機械が底なし沼みたいに、沈んじゃったって話もききましたよ、これは、わたしの田舎のおはなしですが。
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Unknown (momokuro)
2006-10-03 06:54:04
先日は新米をいただき大変ありがとうございました。本当に美味しくて、おかずもいらなくて新米だけでお腹いっぱいになりました。昨年よりも気合が入っている分美味しかったのかな。里芋も枝豆も香りと味が違いました。大変ご馳走様でした。新米の注文は後日お願いいたします。本日は天気も良く気持ちよく作業がはかどりそうですね。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2006-10-03 21:09:43
空兵さん
このような田んぼでの稲刈りは機械にも負担がかかります。前のコンバインは故障ばかりして大変でした。今回は手入れをコマメにやるつもりです。

masaさん
山間地なのに、このような田んぼが多いので、その対策を講ずるためにバックフォーの購入を決めました。
こんな田んぼでは、オバサンも機械も大変です。

monokuroさん
褒めて頂きましてありがとうございます。
食べ過ぎて、太りませんように。
また、二人並べて「使用前」「使用後」などとからかわれますヨ。
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