消費税の課税事業者に登録すると13桁のインボイス番号が付与されるが、
その目的についてはあまり理解出来ていなかった。
今回、初めて消費税の申告をする際、100万円以上の支払いのある取引
先のインボイス番号の記入を求められた。
請求書に記載されているインボイス番号を入力すると直ぐに取引先の会社名
と住所が明示されたことで初めて番号付与の目的が理解出来た。
消費税は支払った金額が受け取った金額よりも多い場合は還元されるが、
その制度を悪用し、架空取引で多額の還元を受けている悪徳納税者がいる
とのこと。
その不正を防止するための制度改正だったようだ。
しかし、本制度の改正によって、産直で農産物を販売している農家は課税
事業者を選択しない限り、従来受け取っていた消費税を受け取れなくなり
実質的に8%の減収となってしまっている。
パーティ券収入や政党交付金が、所得税は勿論のこと消費税の対象にも
なっていないこととの「大きな違い」に呆れるほかはない。