今朝の毎日新聞「松尾貴史のちょっと違和感」で、自民党とカネの問題に
関し「国民はパン一つ、コーヒー1杯の支払いをごまかせば逮捕され得るの
に、自民党の国会議員は数千万円を裏金にしても逮捕されることはない。」
と批判していた。
警察や検察が「権力に甘い」のは本件に限らない。
私は悪質な犯罪行為を刑事告訴したことが何度かあるが、一般市民が犯した
場合は確実に立件される場合でも、会社の社長や役所の幹部が犯した場合は
告訴が受理されることが無いのが実態となっている。
一関警察署の刑事は「告訴を受理するか否かは法律の規定とは別に警察内部
に基準が有り、社会的地位の高い人の場合はハードルが高くなる」また「告訴
を受理しても検察で不起訴となるので受理する意味が無い」とも述べている。
それでも、ある典型的な業務妨害事件で物的証拠も添付して告訴した際は
渋々受理し、写真撮影等の現場検証を経て検察に送付した。
しかし、検事が不起訴とするための供述調書を作成しようとしたため盛岡地検
に抗議したところ、突然担当が盛岡の検事と交代になった。
交代した検事は、開口一番「本件は業務妨害ではなく正当業務である」との
見解を示したのに驚き「検察は何を守ろうとしているのか」と問い質したところ
「社会正義です」と平然と答えたのであった。
今回の自民党の裏金キックバック事件で「4千万或いは1千万以上が悪質」と
常識では考えられない高いハードルを検察が設定しているとのことだが、それ
は「権力者に対する忖度」そのもので、このような東京地検の体質が、その
まま地方にも蔓延しているものと受け止めざるを得ない。
持ち帰った分の「薪割り」を終え薪小屋に収納したことから、吉ケ沢からの
搬入を再開した。
午後から往復30分、積み込み10分の行程を3回繰り返すことが出来た。