谷川岳を降り、再び国道291号線に出て、水上近くまで戻る。
途中道の駅「水上・水紀行館」に立ち寄った後国道を離れ、猿ヶ京温泉に向け県
道を走る。
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その昔、三国山脈に源を発し利根川に注ぐ赤谷川の川縁には、笹の湯とか湯島
温泉と呼ばれる山間の古い湯治場があった。
『今から400年余り前、手が白いことから仲間外れにされ、飢え死にしそうなところ
を親切な夫婦に救われた猿がいた。
恩を感じた猿は、ある日大やけどを負った夫婦の子供を温泉に入れ傷を癒して助
けた』これがこの温泉の始まりとされ、この地にはこんな開湯伝説が残されている。
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昭和33年に赤谷川にダムが建設され、古くから栄えた湯治場は、新たに出来る
赤谷湖の湖底に沈むことに成った。
そのためその湯治場は高台の現在の地に移転され、それを機に開湯伝説に因み
「猿ヶ京温泉」と改称された。
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温泉に至る県道は、途中関越道を潜ると次第に山深い山間地の様相を見せてく
る。瀬入沢と呼ばれる小さな渓流沿いの道で、幾つもカーブを重ねながらかなりの
勾配で登り、途中トンネルでサミットを超える。
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ここに至る道路では、時に野猿の群れに遭遇する事も有と聞いていたが、この日
は期待通り野猿が道路脇で出迎えてくれていた。
もともとこの地域は昔から生息する猿も多いところらしい。
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20分ほど走ると視界が開け、赤い鉄橋のかかる赤谷湖が見え、湖に沿って車を
走らせるとやがて温泉街の中心地へと入り込んでいく。(続)
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途中道の駅「水上・水紀行館」に立ち寄った後国道を離れ、猿ヶ京温泉に向け県
道を走る。
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その昔、三国山脈に源を発し利根川に注ぐ赤谷川の川縁には、笹の湯とか湯島
温泉と呼ばれる山間の古い湯治場があった。
『今から400年余り前、手が白いことから仲間外れにされ、飢え死にしそうなところ
を親切な夫婦に救われた猿がいた。
恩を感じた猿は、ある日大やけどを負った夫婦の子供を温泉に入れ傷を癒して助
けた』これがこの温泉の始まりとされ、この地にはこんな開湯伝説が残されている。
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昭和33年に赤谷川にダムが建設され、古くから栄えた湯治場は、新たに出来る
赤谷湖の湖底に沈むことに成った。
そのためその湯治場は高台の現在の地に移転され、それを機に開湯伝説に因み
「猿ヶ京温泉」と改称された。
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温泉に至る県道は、途中関越道を潜ると次第に山深い山間地の様相を見せてく
る。瀬入沢と呼ばれる小さな渓流沿いの道で、幾つもカーブを重ねながらかなりの
勾配で登り、途中トンネルでサミットを超える。
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ここに至る道路では、時に野猿の群れに遭遇する事も有と聞いていたが、この日
は期待通り野猿が道路脇で出迎えてくれていた。
もともとこの地域は昔から生息する猿も多いところらしい。
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20分ほど走ると視界が開け、赤い鉄橋のかかる赤谷湖が見え、湖に沿って車を
走らせるとやがて温泉街の中心地へと入り込んでいく。(続)
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