簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

「山線」を行く(JR乗り潰しの旅)

2014-08-22 | Weblog
 長万部の駅周辺には矢鱈と「歓迎 東京理科大学」の文字が目に付き、訝って
聞いてみると、300名ほどの全寮制のキャンパスが出来たからだと言う。
 豊かな大自然や地域との触れ合いを大切にした教育が行われるらしい。





 キハ150系1両のワンマン運転の車両に乗り込んだのは20名ほど、一見すると観
光風の乗客が多いのは、沿線にニセコや小樽と言った名うての観光地を要してい
るからか。



 「山線」と言われるだけに北海道らしい原風景の中をゆっくりと進む。
熱郛(ねっぷ)を過ぎたあたりから登りの勾配はきつくなり、トンネルでサミットを超
えると目名に到着する。町民サロンを併設した駅舎は、雪が深いところなのか、勾
配のきつい屋根を被っている。



 蘭越を過ぎたあたりから車窓には昆布川が近づき、昆布、ニセコの観光駅を通り
過ぎる付近からはこの線の絶景区間を迎える・・・、筈であるが、生憎この日は曇り
空、雨雲が低く垂れ込めて、今にも泣きだしそうな様子。
右手の羊蹄山、左手のニセコアンヌプリは、何れもその姿を現してくれそうにない。



 比羅夫は駅そのものが民宿に成っていて、全国でも珍しい駅だ。
ホームに面したところには、燃料となる薪が山積みされ、傍らには、浴室も作られ
ている。気候が良ければ、このホーム上で夕食を摂ることも有るそうだ。



 倶知安では20分以上も停車するので、この間に駅前に有る、日本一の誉れも高
い名水をぜひ味わっておきたい。







 余市を過ぎると、車窓からは時々日本海・石狩湾の海が見えだす。
塩屋の海岸を過ぎれば終着の小樽はすぐそこだ。(続)






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