まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

京都 審査 とうちゃん編

2010-05-13 | 弓道
夫婦してなかなか関門突破できない。
わたしの審査の翌日は、だんなの出番六段受審。
彼の出番は最終の頃なので、待ち時間をどう過ごすかが問題だ。
彼の出番の頃には、石川県の仲間達は殆ど終了して帰ってしまっている。

午前中の時間を有意義に過ごすため、平安神宮武道センターで練習ができるので、ついていった。
的中しない。ここで、良いアドバイスができるとよいが、自分も的中しないのに中たりのコツなど教えられない。
最後は、自身の平常心と、十文字の伸びやかな離れができますようと祈るしかない。

自分の受審より緊張する。
彼は、見かけは偉そうだが、わたし以上にナイーブである。
そして、凄みのある射を平然とする。
観ている者は手に汗を握るのだ。

ことわざではないが、一射絶命という言葉があるが、なかなか見ごたえがあり、どちらかというと人間より矢の方が絶命することがある。
その時に、一射絶命ならぬ「一射説明」を、しなくてはならない。
何はともあれ、この一射一射にかける思いは、日頃の仕事の合間をぬって稽古する並々ならぬものがある。

話はいきなりとぶが、わたしたちは、こんな小さな世界で審査も及ばないのに、全世界で金メダルをとって、参議院にもでるという人が不思議だ。