先日の「乾土」について書いた後、散歩の途中で稲の穂がでていることに気付いた。
実は、長い間田んぼのある風景真っ只中に住んでいたのに、気づかなかった。うちの田んぼは近所の人が作ってくれていて、毎年米を貰うだけで、田んぼについての苦労も知識もないのである。
その上、今年は無農薬で作ってくれることをお願いした。なんという有難いこと。切り株からの新しい芽の上に、新しい穂をみると、大したものだと思う。
木も切った後、新芽が生き生き出てくる。人間も切られた後、生き生きするんだろうか。辛いところである。しかしながら、術後は生き生きと生きていることに、感謝を深めることは確かである。