娘たちが新築の家へ引っ越し、部屋が空いたので、早速小屋にあった座卓を運び、九谷焼の絵付けをする場所を作った。自分の部屋ができるということは嬉しいものだ。ここは、我が家の工房と呼ぼう。
まだまだ筆もうまく運べないが、とにかく静かな時間を過ごすことができる。さて、いよいよ描き始めたら、筆が太すぎる。呉須用の水をペットボルトに入れたら、間違えて飲みそうになったり、なんだかまだ落ち着かない。
komeさんに聞いて、まず筆を寺井の千圃堂というところまで買いに行った。いろいろ欲しいものが並んでいたが、まだまだ未熟者なので手が出ない。
さて、小品だが取りかかるとするか。ああっ、いかん。茶碗の童子に弓を引かせて、自分自身が弓を引いていないことに気付いた。