まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

天神講

2015-07-26 | 暮らし

御願神事で有名な菅生石部神社の夏祭りを「天神講」という。実家に近い神社なので、小さい時から欠かさず行っていた。母が町内で配布された祭りの抽選券をくれた。歳をとったら暑い中を出かけるのは難儀だという。

さて、抽選券を持って行った時、ちょうど小松工業高校のマーチングが始まった。

思わず聞き入ってというか、見入ってしまう。かっこいいのである。そして、子どもが楽器を一生懸命、みんなで演奏するというシュチュエーションに弱いのである。まず、「風になりたい」で、明峰のコンサートを思い出し、うるうるくる。殿と行ったことを思い出した。その後に、曲芸のような太鼓や指揮者の指揮棒の演技。次々と楽しませてくれる。

神社の境内の高いご神木も高揚している気がする。

ジッタリンジンの「夏祭り」で、ついに涙があふれてきた。「♪ 君がいた夏は 遠い夢の中 空に消えていった 打ち上げ花火 ♪」の、歌詞が演奏にのって頭の中に広がった。わたしがカラオケでよく歌って、殿がいつもにこにこ聞いていたことを思い出した。いつも、頭のどこかに蓋をして固めているのが、祭りの空の下でちょいと開いてしまったようだ。おまけに歌詞が突き刺さる。

殿は歌がうまいので、よくカラオケへ行った。最後に行ったのはいつだっただろう。

また行こうねと言って、叶わないのでyou tubeを枕元に置いて聞いたのはいつだっただろう。

わたしが女子高生なら、足の長い彼らをハートの目で見ていたかもしれないが、なぜか、足の短いおっちゃんと結婚したもんだと、ちょいと笑えた。「お互い様や」と、言われそうだ。

ひとりで観ていたのに、なんかそばにいるようだった。新盆が近づく。

 

 


県体練習

2015-07-26 | 弓道

弓道に関しては「稽古」と言いなさいと、偉い先生は言われるが、高校の時から試合に向かって「練習」をするという言葉を使うのは直らない。また、小学3年生の漢字問題に「的に当てる。」と、あって、それは「的に中てる。」ですよと訂正は出来ない。そのものへのこだわりを押し付けても、関係のない人には迷惑な話だろう。

さて、そんな話はどうでもよいので、県体に向けて夜の練習だけでは選手がそろわないので、昼に練習しようと山中の道場に集まった。山中の道場に入ると、冷房がかかっているような涼しさだった。やはり、山中は木に囲まれ山も高いので涼しいのだ。

立を1回したが中たらない。おまけに、ナイロン足袋を履いてきたのは失敗だった。滑るのでふんばりが効かず、太ももの内側が痛くなった。

うちの婆さんの畠で採れたすいかを持って行ったので、1回の立の後に反省タイムをとった。冷えているし、水分はたっぷりだし、わりと甘くて良かった。体温が3度ほど下がった気がする。そのせいか、2回目の立は生きかえったような気持ちだ。生き返ったからと言って、必ずしも中りが出るとは限らないことも証明された。