まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

夫婦別性の問題

2015-12-17 | 暮らし

この夫婦別性の裁判結果について、問題になっていることを考えた。会社の社長が結婚し名前を変えることは莫大な費用がいることや、自分の名前を大切に思っていることなど、それぞれに考えはあると思うので、どの考えも否定は出来ない。

わたしの場合は、名前については何も考えずに結婚した。それどころか、相手の姓の下に自分の名前をつらねてあこがれた。少女漫画みたいに、自分の姓が変わることにあこがれた。そして、嫁ぎ先の名前が気に入っているし、父は娘は天から預かった子だから大切に育てて婚家へ嫁がせることが使命だというタイプの人だったので、洗脳されたのかもしれない。

それで幸せだったし、子供もできた。そして、その名前がもうわたしの代で無くなってしまう。何の執着もなく生きて死ぬというだけのことだ。ついでに言うなら、実家も弟の子はみんな女の子なので、名前は続くかどうか。

最愛の人の死に直面すると、人生のいろいろな場面がぼんやりとかすんで見える。大した問題ではないのではないかと思えてしまう。それは良くない事なのか、そういう判別も出来なくなっているのか分からない。

人の生死に関わる問題はどんなことがあっても戦わなくてはならない。大切な命を守るためには全身全霊をかけて守らなくてはならないと思うが、病に侵された人をわたしが助けることは出来ないという無常を知ることで、自分の非力を思うだけとなる。

分からない。ということが分かった。

 


美しい三角

2015-12-17 | 暮らし

学童保育の壁に松ぼっくりを使ってツリーを作った。いわゆる、ウォールツリーだ。

しかし、どうしても形がおかしくてやり直しをした。はじめ正三角形で作ったので、ひどくダサい感じだったのだ。

黄金比率というのがあったので、調べてみると、フィボナッチと「パスカルの三角形」とが、数学の醍醐味という。しかし、パスカルの三角形とはなんだっ!二項展開という計算の話だった。さっぱり分からない。というか三角形の美しさとは関係ないのである。

こうなったら、自分の審美眼を信じて作るしかない。

結局、限りなく細長い三角にしたら、どうにか見ることができる形になった。

数学のことは分からないが、パスカルの三角形の図を見ていたらこの数列の置き方が、松ぼっくりの置き方と同じになっていることに気付いた。一番上が1個で、次が2個、次の列が3個・・別に何の関わりもないけれど、単純にひとつずつ増やしたらきれいにできた。

ところで、時折開く「虚数の情緒」は、殿のような人に見える。さっぱり分からないが、時折興味深い一言に出会う。算数の本かと思っていると、最後の索引の後ろに「歴代天皇生没年」「誕生年順名簿」や、「誕生月別名簿」がある。ちなみに12月7日は「クロネッカー」って、誰や?

分からない事が多いので、何回も開いて分かることを探したり、悶々としたりする。ただツリーを作りたかっただけなのに。