夫の母親である婆さんは、今年90歳になる。すこぶる元気で、また耕運機を動かしジャガイモを植えた。ひとときも休まず動いている。冬仕事で、靴下カバーを編んだり、アクリルたわしを編んだりするのだが、たわしは使いきれないほどある。もういらないとは言えないので、娘たちにも分けるのだが、彼女たちは「まだ、あるし・・」と、言う。
それで、考えたのは、台所の暖簾に下げることにした。「とても可愛いので下げた」と言うと、嬉しそうだった。このたわしが減らない限り、まだあるよ・・ということである。これは良いアイデアだった。
時々、自分で頭が良いと思うことがある。そして、時々頭が悪いなと思うことがある。半分ずつだと卑屈にならずに生きていけそうだが、最近は忘れることもあって、それを一つと数えるとすると、4対6の割合となる。そういうくだらないことを考えるので、それも入れると3対7で、何とか辛うじて生きていけるのは、周りにいる人たちのお陰だと思う。
忘れると言えば、予定満載で日々カレンダーを眺めては、間違いのないようにと思っているが。
鞍掛山に登った帰りに、母の歯医者の日であったことを思い出した。電話すると「もう治ったし行かない・・」と、言う。そういう自分の歯医者も、4月1日だと思って診察券を見たら2日だった。危ない。「明日ですよ・・」と、言われるところだった。kouの入学式(5日)の日をカレンダーに書きながら、済んでしまった4/1のメモが自分で読み取れない。謎のままだが何事も起きなかったのでスルーしたが危ないのではないか?
3日の夜は体育協会の会議があって、6日は弓道大会の打ち上げがあって・・と、書いているうちに何もない日はいつなのだ?と思った。仕事はシフト勤務なので、これだけは間違えることは許されない。で、金曜はmomoたちが泊まりに来るという。
友達同士で集まると「中ばぁばは大変やね」と、言い合う。年寄婆さんと孫の面倒を見なくてはならず、孫が大きくなると、いよいよ年寄り婆さんとなるわけだ。忙しく、頼りにされているうちが花なのである。