まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

桃源郷から新府城址へ

2019-04-20 | 山歩き

足取り軽く、韮崎の七賢酒造へ立ち寄る。深田久弥が亡くなる前の晩に飲んだのは「七賢」ということで寄った。明治天皇が泊まったということで見学ができるようになっていた。入り口には見たこともない大きな杉玉が!!

その後、韮崎の桃源郷を散策した。まず、あんずの木の美しさに思わずシャッターを押す。

丁度、摘花の時期で、少しずつ花を間引いていた。満開の時期に出会えてよかった。

その後、私たちは新府城址に向かう。

ここは、深田久弥が茅ケ岳に登る前日に立ち寄り、俳句を作ったところである。

「犬ふぐり 先づ現れて 坂となる」

「犬ふぐり たんぽゝの黄と 隣りあひ」

この二句を残したことを、妻である深田志げ子さんが書いている。

「茅ケ岳で急逝した夫が手帖にメモのように遺した二句で、あとは大手門、望楼、新府城、本丸館址と単語が並んでいる。前日に着いて城址をぶらぶら歩きした折、犬ふぐりの可憐な瑠璃色の花が瞬く瞳のように道端に群れていたのであろう。」

 武田勝頼の城。大手側からの登山道を登り、本丸跡には藤武神社と能楽堂がある。

  

 帰りは県道への直登の階段を下りることにした。急な階段を一直線に下るみんなの足取りはおぼつかない。明日の登山は大丈夫なのだろうか。

 

 


白州

2019-04-20 | 山歩き

白州は水も緑も鳥もいて、その森は広い。その中にサントリーの工場がある。わたしたちはサントリーの森の中にあるレストランで食事をして、その後工場を見学した。何といっても試飲が楽しみなのである。

入口で説明を聞き、まず発酵槽を見学した。

樽の中を覗くと発酵していて泡がぷくぷく動いていて日本酒のような感じがした。

蒸留の後に樽に詰めるのだが、樽は職人が丹精込めてひとつひとつ作る。

その後、貯蔵庫へ行くためにバスに乗る。何といっても広いのである。水と、良い空気の中で作られる「シングルモルト白州」の原酒の樽が眠る貯蔵庫の周りはアルコールの成分で壁や木が黒くなったそうだ。害ではないらしい。酒焼けか?

何年も寝かせたものは濃くなっていて、ひと樽の価格は100万から3000万とのこと。樽買いは難しいことが判明した。

 胸弾む、シングルモルトならではの出会い。原酒とブレンドの味比べ。原酒は強く主張してくるが、やはりブレンダーの手によるブレンドは美味しい。 

たっぷりの氷、混ぜすぎないこと。炭酸を入れたら1回だけそっとまわして、ハイボール。

さて、姨捨でかろうじて捨てられずに済んだジジババが、懐かしいCM「女房酔わせてどうするつもり・・」を、思い出して口にする。殿が生きていたら「怖い・・」と、言うかも。しかも、あのCMはニッカだ。

それにしても残念なことは、ここに百二十万樽眠っているというのに、売店には「白州」は、売り切れて1本もなかった。

しかし、われわれの使命は、明日深田久弥が最後に登った山へ行くのである。ここで酔っていてはいかん。


姨捨SPから安曇野へ

2019-04-20 | 山歩き

姨捨SPで一休みすると、長野の町が一望できる。天気が良くて山もよく見える。

姨捨という名が残る地名は「楢山節考」を、思い出させる。つらい映画だった。そういう名前がついているが、景色はきれいだ。

安曇野の「田淵行男記念館」へ寄ることになった。常念岳がよく見える。

山岳写真家であり、高山蝶の研究家である。蝶のスケッチは見事だ。本物のようだ。

とにかくどこを向いても景色がいいので、安曇野に滞在したいくらいだった。この記念館の周りには桜もきれいだった。

名残惜しいが、今日の予定はサントリーでお昼ご飯を食べることが大きな目的である。

何度振り返っても山の景色はいい。ここから見えるどの山も登ることができないのだろうなと思いながらも、どんな山なのだろう。登ったらどんな景色が見えるのだろうと思った。

それでも、こうやって下から眺めるのもまた格別である。


ハイウェイからの山々

2019-04-20 | 山歩き

山梨県の茅ケ岳に向かって「平成最後の満月」を見ながら4時40分に出発。待ち合わせ場所は山の文化館。男女10名。

北陸自動車道の入善PCから見える山々がきれいだ。左が駒ケ岳、中央が僧ケ岳。

ハイウェイ未来館では妙高が見える。

ハイウェイ未来館のガラスには妙高が映っている。

「朝日だ」「火打だ」と、ベテランの山の先輩たちは次々に山の名をあげる。どこへも行ったことのないわたしは、ひたすら山の美しさに目を奪われていた。