まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

満身創痍の弓

2011-07-12 | 弓道

矢摺り籐がちぎれた。手の内が悪いので、人一倍この藤の劣化が激しいかもしれない。

矢が離れるときに、弓に摺れて行くのだ。手の内が悪いので、弓返りもしない。物の本には、弓返りができないと参段の認許は難しいとあった。ううっ。相撲のように角番がないことが救いだ。

新しい藤を買ってきて、一晩水につけて、巻き直した。膨らんだ分、矢は前にそれていくのを懸念して、「前に外れるかもしれない」と言うと、主人は、「そんな、緻密な弓を引いていたか?」と、言う。確かにそうではあるが、アバウトな分、アバウトに前にそれる気がする。

ついでに、弦を新しくした。しかし、しっくりいかない。矢は案の定前にそれ、下に落ち。ついに、弦が切れた。満身創痍である。見事に中たりもない。汗だくになって、何の快感もない弓を引いていると、何のためにこんなことをしているのかと疑いたくなる。

風呂上りに、ビールを飲んだ。うまいっ!

あ、このために汗だくになっていたのね。


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2 コメント

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「和弓」って…♪ (Grayman Returns)
2011-07-12 22:50:52
なるほど、ビールの美味さを、あらためて実感された次第(^_-)-☆
それにしても「和弓」って、そんなにも“デリケート”なものなのですね。
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デリケートですね。 (まこ)
2011-07-13 12:23:48
Gravmanさん
確かに、デリケートです。
そして、ひどくアバウトです。
そして、非合理的です。照準もないし。
メンタルで、わたしの性格そのものです。
生きていくのがつらい。
と言いつつ、夜のビールに向かって生きています。
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