高校の同窓会をするので、打ち合わせ会にくるようにと友達から連絡があった。
同窓会の役員というのは、いろいろ大変だが、同窓会を催す中でいちばん楽しいかもしれない。大人のイベントは大人の遊びのようなもので、「あそぼー」というような誘いで、仲の良い仲間を引き入れれば、たいがい役員を拒まない。
面倒な宛名書きや、消息調べも、みんなで思い出話をしながらで、結局、役員がいちばん仲良くなる。もちろん、何もせずに同窓会に出席するだけのほうが、楽ではあるが。
困ったことに、一回目の会合は仕事の都合で行けなかったら、いつの間にか事務局になっていた。ここが、同級生の残酷さだ。一般社会では、欠席者に役割を当てないものだ。
結局、先生方への案内と進行を任された。いや、押し付けられたのだ。小さいときから無口で友達も少ないわたしは、友達に仕事をもらうと断れなくなる。そんな、小心なわたしは、みんなと一緒に仕事ができて、久々の友達に会えたことが嬉しかった。
しかし、30ン年も経っている。何人の人が集まってくれるか。先生が覚えていてくれるだろうか。来てくれないのでは、心配はつのる。
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