途中立ち寄った栂海新道の登山口。
栂海(つがみ)と読むこの新道は、日本海の親不知海岸(0メートル)から朝日岳(2418メートル)までの約27kmを結ぶ登山道である。
北アルプス最北部の縦走路であり、健脚の登山者でないと踏破は難しい。
北アルプス最北部の縦走路であり、健脚の登山者でないと踏破は難しい。
縦走と聞いただけで怖い。山を下りずに何日か歩くなど想像するだけで気持ちが遭難しそうだ。
その登山道を実現させた。さわがに山岳会を立ち上げた方が、苦節11年の歳月を得て1971年夏に登山道を開通させ現在に至っているという。
その海抜0mなら、誰でも行けるし触れる場所だと海へ下りることにした。
親不知観光ホテルから海へ下る道がある。
親不知(おやしらず)は、新潟県糸魚川市の西端に位置する崖が連なった地帯。日本海の海岸の断崖絶壁に沿って狭い砂浜があるだけで古くから交通の難所として知られる。海が荒れたら親子が会えなくなるのだろう。なので、正式には親不知・子不知というらしい。
ホテルの駐車場から海へ下りる。
途中、トンネルがある。明治の終わりに作られて、昭和40年まで旅客や輸送に使われていた。
山の縦走は出来ないが、栂海新道の海抜0mのスタート地点に立つことは出来る。
それは、誰でも出来ることだろうが、ここへ来ないと出来ないのである。
今下りて来た階段が妙に長く思える。
昨日と打って変わって良い天気で、汗だく。
途中、トンネルで涼んでから再び登る。
このままトンネルを歩いて、反対側から地上に出て戻るという手もあるが、相当歩かなくてはならないとしたら、階段を頑張って登り切る方が良いかも。
黒部の200段と同じくらいの長さはありそうだ。
駐車場の反対側の道に登山口がある。
よくもまあ、このような登山道をつくったものだ。
考えただけでもめまいがしそうだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます