恐るべし。家を建てて17年ほったらかしになっていた窓がある。玄関の吹き抜けのところで、見上げると蜘蛛の巣がかかっている。
見ないことにしようか、気のせいにしようかと思ったが、一度見てしまったら落ち着かない。2階から見えるので長い棒で届かないか試したが、背が低いという事は、手も短いという事に改めて気付いた。
結局、我が家の便利軒に頼むことにした。正式には、某建設会社の偉い方である。我が家のいろいろな場面でお世話になっている。排水、塀、エコキュート、トイレ改修、ピクチャーレールに至るまで。「釘1本でも打ちにきますよー。」と、いう優しい言葉に甘えているが、釘1本で呼んだことはない。しかし、車を救出するという全くの別件で迷惑をかけたこともある。そのことを保険の仕事をしている娘に言ったら、それは車の保険の範囲内だから次回からはこちらへ連絡するようにと、釘を刺された。
今回は、蜘蛛の巣払い!?いい道具があるんですなあ。昔の火事の時の纏(まとい)みたいで、蜘蛛の巣を綿あめを絡めるようにくるくる取ってもらえた。ついでに、梯子をかけて窓ふきをしてもらい、ついには屋根に上がって外からも拭いてもらう。
家を建ててくれたY先輩が、「窓を拭くときは呼んでくれればいい。」と言われたが、Y先輩は遠くへ旅立ち、追いかけるように我が家の殿も旅立ったので、この窓はずっと天国を汚れたままで見上げていた。
ピカピカになり感謝、感謝。それにしても、どうして月日の経つのは早いのだろう。わたしの時間も蜘蛛の巣にからめとられているような気がしてならない。
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