トラベルにはトラブルがつきものである。
特にインドなどを回っていれば一つや二つのトラブルはある。
しかし・・・ネパールで・・・
我が人生で最大のトラブルが起こってしまった。
しかも初日の夜に・・・・。
ホテル・ファミリー・ホームの部屋は最上階の901号室だった。
と言っても9回ではなく実際には6階だった。
階段を登った最上階はレストランで、その横に2部屋あった。
到着した日は12月24日で、
キリスト教とはあまり関係のないネパールでも
最近では若者はパーティなどするらしい。
このホテルの周りでも音楽をかけて騒いでいるらしい雰囲気は、
最上階の部屋にも伝わってきていた。
食事を終えて部屋に戻りお風呂に入ろうと思った。
そして事件はパスルームで起きた・・・。
閉じ込められてしまったのだ。状況を説明しよう。
部屋の2方向は窓があったがカーテンが中途半端で、
最上階だから誰も覗かないとは思ったが、
近隣の屋上に登れば室内は見える・・・。
バスルームはこの窓の向かい側にあった。
窓がなかったら、又はカーテンが完璧に閉まれば、
バスルームのドアを開けたままにしたかもしれない。
当初からドアノブが壊れている事は解っていた。
内側のドアノブがなかった・・・・。
窓から見えるのではないか?との気持ちから、
バスルームに入ってウッカリ、ドアを閉めてしまったから、
さぁ大変・・・。ドアは閉まったがドアノブはなし・・・。
一人旅なので部屋には他に誰もいない。
外はクリスマスのパーティで音楽が鳴り響いている。
隣の部屋は宿泊者がいない。
最上階のレストランは朝食のみの営業だから、
部屋の前を通りかかる人はいない。
どうしよう・・・・バスルームの中を見渡した。
あるのはバスタオル、洗面用具一式、着替えだけである。
脱出に使えそうな工具はない・・・。
室内を見渡した・・・・ドアは頑丈でびくともしないし、
ドアの止め金具も外れそうにない。
唯一の方法はドアを削って金属のストッパーを外す事である。
室内を見渡した・・・・照明器具はガラスだった。
タオルかけは・・・びくともしない。
何か木を削れる物はないか?・・・・!!
トイレットペーパーのホルダーを外した。
これしかない。フタを利用してドアを削ってみた。
時間はかかりそうだが削れる事は削れる。
2時間近くかかったと思うが、金属が見えてきた。
しかし柱側に金属があってドアのストッパーに指が届かない。
写真右の黄色い部分が削ってできた穴。
削った隙間に歯磨き粉のチューブの端を挟んでみた。
弾力性があり、ストッパーを押し込む事は出来た。
何度か試しているうちにストッパーを完全に押し込む事ができ、
ドアは開いた・・・・助かった。
写真右の黄色い部分が削ってできた穴。赤四角がストッパー。
間の白い部分が柱に取り付けられている金属。これがあったため、
指でストッパーを押し込んでも引っかかりが外れなかった。
なんとか・・・・脱出する事ができた・・・。
物凄く・・・・疲れた・・・・・。
実は閉じ込められた時に真っ先に知人のSさんの事を思い出した。
彼も旅先でバスルームに閉じ込められたのだった。
その後、彼は対策として携帯電話を持ってバスルームに入る事と、
バスルームのドアは閉めない事にしているとの事。
ちなみにこの時まだネパールのSIMカードは入手しておらず、
携帯電話は使用できなかった。
そして携帯電話で助けを求めようとしても、
ネパールの電話番号を登録していなかったので、
助けは求められなかったと思う。
みなさんもご注意ください。特に一人旅の時は・・・。
「バスルームのドアは閉めちゃダメ!」
冬場だったので服を着ていたので体温が下がる事はなかった。
これが夏場だったら間違いなく服を脱いでから、
バスルームに入っていたと思うのでゾっとする。
にほんブログ村
特にインドなどを回っていれば一つや二つのトラブルはある。
しかし・・・ネパールで・・・
我が人生で最大のトラブルが起こってしまった。
しかも初日の夜に・・・・。
ホテル・ファミリー・ホームの部屋は最上階の901号室だった。
と言っても9回ではなく実際には6階だった。
階段を登った最上階はレストランで、その横に2部屋あった。
到着した日は12月24日で、
キリスト教とはあまり関係のないネパールでも
最近では若者はパーティなどするらしい。
このホテルの周りでも音楽をかけて騒いでいるらしい雰囲気は、
最上階の部屋にも伝わってきていた。
食事を終えて部屋に戻りお風呂に入ろうと思った。
そして事件はパスルームで起きた・・・。
閉じ込められてしまったのだ。状況を説明しよう。
部屋の2方向は窓があったがカーテンが中途半端で、
最上階だから誰も覗かないとは思ったが、
近隣の屋上に登れば室内は見える・・・。
バスルームはこの窓の向かい側にあった。
窓がなかったら、又はカーテンが完璧に閉まれば、
バスルームのドアを開けたままにしたかもしれない。
当初からドアノブが壊れている事は解っていた。
内側のドアノブがなかった・・・・。
窓から見えるのではないか?との気持ちから、
バスルームに入ってウッカリ、ドアを閉めてしまったから、
さぁ大変・・・。ドアは閉まったがドアノブはなし・・・。
一人旅なので部屋には他に誰もいない。
外はクリスマスのパーティで音楽が鳴り響いている。
隣の部屋は宿泊者がいない。
最上階のレストランは朝食のみの営業だから、
部屋の前を通りかかる人はいない。
どうしよう・・・・バスルームの中を見渡した。
あるのはバスタオル、洗面用具一式、着替えだけである。
脱出に使えそうな工具はない・・・。
室内を見渡した・・・・ドアは頑丈でびくともしないし、
ドアの止め金具も外れそうにない。
唯一の方法はドアを削って金属のストッパーを外す事である。
室内を見渡した・・・・照明器具はガラスだった。
タオルかけは・・・びくともしない。
何か木を削れる物はないか?・・・・!!
トイレットペーパーのホルダーを外した。
これしかない。フタを利用してドアを削ってみた。
時間はかかりそうだが削れる事は削れる。
2時間近くかかったと思うが、金属が見えてきた。
しかし柱側に金属があってドアのストッパーに指が届かない。
写真右の黄色い部分が削ってできた穴。
削った隙間に歯磨き粉のチューブの端を挟んでみた。
弾力性があり、ストッパーを押し込む事は出来た。
何度か試しているうちにストッパーを完全に押し込む事ができ、
ドアは開いた・・・・助かった。
写真右の黄色い部分が削ってできた穴。赤四角がストッパー。
間の白い部分が柱に取り付けられている金属。これがあったため、
指でストッパーを押し込んでも引っかかりが外れなかった。
なんとか・・・・脱出する事ができた・・・。
物凄く・・・・疲れた・・・・・。
実は閉じ込められた時に真っ先に知人のSさんの事を思い出した。
彼も旅先でバスルームに閉じ込められたのだった。
その後、彼は対策として携帯電話を持ってバスルームに入る事と、
バスルームのドアは閉めない事にしているとの事。
ちなみにこの時まだネパールのSIMカードは入手しておらず、
携帯電話は使用できなかった。
そして携帯電話で助けを求めようとしても、
ネパールの電話番号を登録していなかったので、
助けは求められなかったと思う。
みなさんもご注意ください。特に一人旅の時は・・・。
「バスルームのドアは閉めちゃダメ!」
冬場だったので服を着ていたので体温が下がる事はなかった。
これが夏場だったら間違いなく服を脱いでから、
バスルームに入っていたと思うのでゾっとする。
にほんブログ村