大沢在昌のハードボイルド、主人公はボディガードのキリ。
先に「爆身」を読んでしまったのだけど、
実は「獣眼」が1作目、ちなみにこのシリーズは2作品。
人相学で「獣眼」は光彩が茶色の目を言い、残忍性を持つと言われる。
ボディガード:キリは、さやかと言う17歳の少女のガードを依頼される。
1週間、昼夜を問わず命を守ると言う契約だ。キリはさやかと母の住む家に
泊まり込み行動を共にする。
関係者の話を聞くうちに、さやかの実父が「神眼」と言う、
未来を透視(予言?)する能力を持っている事がわかる。
遺伝によりさやかに「神眼」が開くらしいが、
未来を透視する能力をお金儲けに利用しようとする人間が、
さやかを狙う。
「神眼」の話を中心にストーリーは展開して行き、
「神眼」の遺伝が二転三転し、えっ~?と言う展開の後で、
ようやく「獣眼」が出て来る。
「神眼」が開くのがさやかだと思わせておいて、
まさかの展開・・・・イヤ本当にえーーーっである。