カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~Devdas~ を、もう一度。

2022年07月12日 21時52分59秒 | 映画 / MOVIE

2002年の作品、タイトルはシャールク・カーン演じる
主人公の名前。相手役は1994年のミスワールドだった
アイシュワリヤ・ラーイ。

原作は1971年に発表されベストセラーになったベンガル語小説
サラットチャンドラ・チャトパディーで何度も映画化されている。

実は今まで何回かDVDを観ようと試みたのであるが、
1度たりとも最初から最後まで通しで観た事はなかった。
あまりに重い題材であったためだが、今回は途中退席ができない
劇場鑑賞であったのと日本語字幕であったので助かった。

  <ストーリー> 

デーヴダース(シャールク)とパロ(アイシュワリヤ)は幼なじみで、
二人とも子供の頃から結婚することを夢見ていた。
そしてデーヴダースがロンドン留学から帰るとパロの家では
結婚の準備を進める。デーヴダースとパロは心を通わせていくのだが・・。



デーヴダースの家は昔からの地主の家系で父親は有名弁護士。
パロの母親は元は踊り子。身分の違いを理由に大反対にあう。
大勢の前で恥をかかされたパロの母親は、
デーヴダースの家よりお金持ちの家にパロを嫁がせると心に誓う。

失望したデーヴダースは家を出て娼館に行き
酒におぼれボロボロになってしまう。

娼婦のチャンドラムキ(マドゥーリ・デークシット)は、
不幸なデーヴダースを愛するがデーヴダースは、
チャンドラムキの元にはいるが、パロの事でいっぱいだった。

パロはデーヴダースを思いながらも大金持ちと結婚する。
しかし相手はかなり年上で妻に先立たれた3人の子持ち、
単に子供の母親が欲しかっただけだった。

母親役と地主の女主人役をこなすだけのパロ、
夫は前妻だけを愛し続けパロを妻とは受け入れなかった。
嫁いだが妻にはなれない不幸なパロがデーヴダースを
愛し続けている事を知った家族は屋敷から出る事を禁じる。

余命幾ばくもないデーヴダースは死期を悟り、
パロの住む家に向うが屋敷の前で行き倒れてしまう・・
デーヴダースの声を聴いた気がしたパロが屋敷を出ようとするが、
門は目前で閉ざされてしまう。



 友人曰く、誰も幸せにならない映画。 

 ああ無情・・・・身分が違う結婚は許されないと言う、
 インドでは当たり前の事ではあるが、
 暗くて重い3時間だった。
 救いは屋敷や衣装が豪華絢爛である事、
 シャールクとアイシュワリヤが美男美女である事、
 マドゥーリとアイシュワリヤの踊りが素晴らしかった事。

 

 

コメント
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