カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

「バスカビル家の犬」大沢在昌

2023年02月13日 21時23分59秒 | 本 / BOOKS

1901年に発表されたコナン・ドイルの推理小説で、
名探偵シャーロック・ホームズが主人公。

シャーロック・ホームズ・シリーズは幼少時代に
何冊か読んだと思ったが、ほとんど覚えていないのだった。
読んでないのかもね。

いろんな人が翻訳しているけれど、
私は大沢在昌ファンだから大沢氏が翻訳した物を読んだ。

原作はバスカヴィル家であるが、大沢版はバスカビル家であった。

イギリスのデボン州のダートムーアにあるバスカビル家には、
代々伝わる恐ろしい犬の伝説があった。

当主ヒューゴー・バスカヴィル卿の時代、
ヒューゴーは悪事を重ねていた。ヒューゴーは、
領地に住む少女を見初め、嫌がる娘を我が物にしようとした。

少女が屋敷から逃げたためヒューゴーは後を追ったが、
大きな犬に襲われ喉笛を噛まれて命を落とした。

ある日、ロンドンのホームズの元に、
モーティマーと言う医者が訪ねて来る。

モーティマーは友人チャールズ・バスカビル卿が、
謎の死を遂げた事からホームズに事件(事故?)の
解明を依頼する。

チャールズが死んだあとのバスカビル家は、
甥のヘンリーが継ぐことになる。しかし、
犬の伝説もあり、チャールズの死因もハッキリしないため、
ヘンリーのためにも謎を解く事が必要だった。 

ホームズはワトソンをヘンリーのお供として、
バスカビル家に送り込み、情報を収集する。

ワトソンはバスカビル家の莫大な財産のために、
ヘンリーをも亡き者にしようとする何者かの存在に気づき、
ホームズの予測通りの(以上の?)活躍を見せる。

 犬の伝説は本当だったのだけれど、
 それを悪用し人々を恐怖に陥れようとする犯人。
 犯人とバスカビル家との関係は?
 犯人は以外にも近くにいたが、
 なかなか確証をつかませなかった。

 ホームズはワトソンを表に立てて、
 自分は関わっていないように見せながら、
 その実はしっかりを状況を見ていた。
 さすがは名探偵である。

 たまにはこういう名作を読むのもいいかも。

コメント
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