1990年に発行された東野圭吾の推理小説。
短編5作品が集められている。
主人公は男女の探偵二人。
VIP専用の会員制の倶楽部に所属する。
恐らく探偵は二人しかいない。
30代の日本人離れした端正な顔で細身の男性探偵と、
20代後半のやはりキリリとした美貌の女性の助手。
この二人は会員から依頼された事を調査する。
時に浮気調査だったり、殺人の調査だったりする。
中には依頼者に上手く利用されてアリバイ作りや、
誤った証言を導いてしまったりのするのだが、
真実を暴いて依頼人の思い通りにはならない結末を迎える。
コツコツと理詰めで証拠を積み上げて行ったり、
アッと驚く痛快な推理を披露するわけでもないのだ。
あ、そうだよね。なるほど・・・その通り、みたいな。
軽く読めるところがいいかな。
探偵のキャラクターも個性が立つ感じでもないのだなぁ。
2010年にTVドラマ化された時は、
谷原章介と松下奈緒だったみたいだけど。
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