唐揚げ店の倒産が過去最多に ブームが一巡、出店競争も激化 7/9(日) 7:04 鶏肉や油、小麦粉などの「原料高」が響く 「唐揚げ店」倒産件数推移 コロナ禍で瞬く間にブームとなった「唐揚げ」に異変が起こっている。持ち帰りを中心とした「唐揚げ店」運営企業の倒産は、2023年1-6月に9件判明。これまで最多だった21年(6件)を上回り、過去最多を更新した。ただ、唐揚げ店の多くは1~2店を展開する小規模な事業者で、水面下の廃業や閉店を含めれば、実際はより多くの唐揚げ店が淘汰されたとみられる。 コロナ禍で急拡大した「中食」需要のなかで、冷めても味が落ちにくく、自宅での調理が敬遠されがちな唐揚げが、手軽な持ち帰り総菜として人気を集めた。店舗側でも、少ない店舗面積など初期投資が低く、オペレーションが容易で、原料も安価な鶏肉であることから新たな飲食ビジネスとして唐揚げに注目する企業が増え、ここ数年で爆発的に店舗が増加した。 唐揚げを作るための原材料コストは増加が続いている 一方、近時は急激な出店が続いたことで都市部を中心に競争が激化し、大手では出店ペースを抑制するなど、市場は徐々にレッドオーシャン化が進んでいる。外出制限が緩和されたことで持ち帰り需要も一服感が出てきたほか、輸入鶏肉や食用油など原材料価格も急騰。強みだった「原価の安さ」が活かせず、仕入原価の上昇に耐え切れずに経営破綻したケースも見られた。 足元ではこうした原材料価格の高騰も背景に唐揚げ価格も引き上げが続くものの、B級グルメゆえに「大幅値上げは難しい」といった声も聞かれ、経営の舵取りは次第に難しくなっている。 足元では安価なムネ肉を使った唐揚げや、素材や作り方にこだわった唐揚げなど、差別化戦略が進んでいる。都市部に比べて相対的に店舗数が少ない地方などでは市場拡大の余地も残るものの、消費者の胃袋をつかめなくなった唐揚げ店で今後淘汰が進む可能性がある。
カラス肉の刺身を「究極のジビエ」と紹介 東京新聞コラムが物議...厚労省も注意喚起「非常に危険」 3/9(木) 18:46 カラス肉の刺身を「究極のジビエ」と紹介 東京新聞コラムが物議...厚労省も注意喚起「非常に危険」 3/9(木) 18:46 生食などは一部地域の文化としたが…(写真はイメージ) 茨城県ひたちなか市内の住民の家に集まってカラスの肉を生で食べ、その体験を一部地域の食文化だとして紹介した東京新聞の記者コラムに対し、「危険な行為を助長しかねない」などと医師らからツイッター上で批判が相次いでいる。 【画像】厚労省もカラスのイラストを付けて注意喚起した ジビエ(野生鳥獣肉)を生で食べれば、肝炎などを引き起こし、命を落としかねないことが理由だ。コラムでは、食中毒のリスクが高く生食は止めるようにとした関係者のコメントは併記しており、批判をどう考えるかなどについて、東京新聞は、「記事で掲載した通りです」と取材に答えた。 ■記者はコラムで、貴重な食文化が先細りになるのは惜しいと指摘 コラムが掲載されたのは、2023年3月7日付ウェブ版の首都圏ニュースだ。「突撃イバラキ」のシリーズとして、「カラス肉の生食文化 究極のジビエに挑戦」と題して記事になった。 それによると、記者は、一部地域の食文化であるカラスの刺し身を食べに来ないかと取材先から誘われ、生食であることに悩んだ末、好奇心から2月中ごろに食事会に参加した。 地元の住民ら十数人が集まり、狩猟したとみられるカラス13羽について、調理して食べた。その中には、醤油漬けにした胸肉の刺し身があり、レバーのような赤身だと写真を載せた。食べてみると、臭みはなくさっぱりした味だったという。特産の干しいも作りで捨てた皮をカラスが食べている影響もあると説明を受けたという。記者は、お腹の様子が心配になったが、食べた翌日も何ともなかったとした。 茨城県の生活衛生課に後で取材すると、禁止ではないものの、食中毒のリスクが高いので控えてほしいと言われたとも書いた。カラス料理研究家の本でも、生食は絶対に止めてとの記述を確認したが、記者は、貴重な食文化が先細りになるのは惜しいと指摘した。食事会の常連からは、食べ物への偏見は差別につながり、それをなくすのが世界平和だと言われ、「膝を打った」と締め括っている。 この記事が配信されると、ツイッター上では、医師や科学ジャーナリストらから疑問や批判の声が相次いだ。ジビエの生食は死ぬリスクがあるため止めてほしい、マネする人が出かねない、といったものだ。県内で鳥インフルエンザが発生して鶏が殺処分されたと報じられているにもかかわらず、ジビエの生食を紹介するのは理解できないとの声もあった。 厚労省はSNSで危険指摘「生食はいいのかと多数の投稿があった」 厚労省のサイトを見ると、ジビエの生食について、E型肝炎ウイルス、O157などの腸管出血性大腸菌や寄生虫による食中毒のリスクがあり、場合によっては死亡すると警告している。 東京新聞の記事が出た後の3月8日には、同省の公式ツイッターで、ジビエの生食は「非常に危険」だとして、カラスのイラストを付けて注意を呼びかける投稿を行った。 同省の食品監視安全課は9日、取材に対し、投稿についてこう説明した。 「ツイッター上などで、カラスの生食はいいのかと多数の投稿があり、野生動物はどんな病原体を保有しているか未知数ですので注意喚起しました。報道の自由はありますので、記事を載せてはダメとはできませんが、カラスの生食によって他者への大腸菌などの感染リスクがあると周知する必要があると考えています」 記事について、茨城県の生活衛生課は8日、J-CASTニュースの取材に次のように答えた。 「カラスを生食することは法的に禁止されていませんので、規制することはできません。自分たちでカラスを獲って来て勝手に食べる自家消費に当たると考えています。記事を載せないでほしいと言うのは難しいため、東京新聞に抗議することも予定していません。ただ、生食する人がいると困りますので、記事にしてほしくないとは思っています」 鳥インフルの影響については、「カラスがウイルスを持っているか分かりませんので、生食することで感染するかは分かりません」と述べた。 東京新聞「記事で掲載した通りです」 実は、過去の報道では、ひたちなか市の一部地域でカラス肉の生食などが伝統だとされたことはある。朝日新聞の14年4月5日付朝刊記事では、この地域で食文化になっており、知人らを家の食事会に招いて胸肉の刺し身を食べたと報じられた。また、地域メディア「NEWSつくば」の19年11月13日付コラムでも、ライターが同様な食事会を紹介していた。 こうした伝統が一部地域であるのかについて、生活衛生課では、「表に出ないところで愛好者がおられるのかもしれませんが、聞いたことはありませんので、伝統とは言えないのではないかと考えています」と話した。 東京新聞編集局は3月9日、医師らからの批判についてどう考えるのかなどについて、「記事で掲載した通りです」とだけ取材にコメントした。 (J-CASTニュース編集部 野口博之) 関連記事「1000匹くらい入ってた」「吐き気がします」 もつ鍋に大量の虫混入、居酒屋「魚民」運営会社が謝罪百貨店で買ったチーズケーキ、一口かじったら意外なものが...「災難ですけどすごい」ネットで話題にパンケーキ食べ放題の「デニーズ」が袋叩きで謝罪 「2時間いて食べられたのは最初の一皿のみ」「ネコにチョコレート食べさせた」に愛猫家仰天 TBSに「ネコが死ぬぞ」「放送を止めてくれ」遭難女性が救助の警官にブチ切れ ブログで「何様なの?」「酷い対応」 最終更新: 3/10(金) 6:08 (C) J-CAST, Inc.カラスは、腐った食べ物ても、平気で食べます。新型コロナにも感染しているのではありませんか。生肉や内蔵の刺身は、危険です。加熱して死滅しない細菌やウイルスもカラスには蓄積されていないとも限リマセん。産業廃棄物の有害物質が、含まれていると思われます。(
老舗、戎大黒本舗が自己破産 大阪土産「粟おこし」の業者 2022/10/24 21:15 戎大黒本舗の主力商品「粟おこし」(帝国データバンク提供) (共同通信) 大阪土産の「粟おこし」を手がける老舗菓子メーカー、戎大黒本舗(大阪府守口市)とグループ会社が大阪地裁に自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けたことが24日、代理人弁護士への取材で分かった。決定は13日付。2社合計の負債総額は約3億6千万円。 帝国データバンクによると、戎大黒本舗は1927年に創業。主力の「粟おこし」は大阪・難波の定番土産として知られたが、新型コロナウイルス禍での観光客減少が響いた。