ブログ:桜和尚の震災復興応援歌”死を見つめ 今を生きる”「これからのお墓を考える」こんなテーマでブログを始めたのが今年2月、ところが3/11大変なことが起こりました。今、住職する岩手一関と故郷石巻を中心に、こんな時僧侶として何ができるか?を、悩みながら書いています。
オススメ
プロフィール
最近の記事一覧
ブログテーマ一覧
カレンダー
アーカイブ
このブログの読者
お気に入りブログ
アメブロランキング
ブックマーク
◆東北に涙と希望のサクラ咲け!鎮魂の桜植樹供養法要
テーマ:鎮魂と復興の桜を植えるついに念願の手あわせ桜60本を、石巻市大川地区に植えることができました。
この日、6(日)は予報では雨80%。朝起きると雨模様。
でも、時間が経つにつれて小雨となり、ついにやんだのです。 法力か!?
式場となる大川地区の墓地には、地区の
方々100名が集まりました。
供養に引き続き、参加者皆さんで植樹作業開始。この様子は、県内ニュース番組でも放送されたようです。
苗木は長野から大山桜の会の会長、里野さん(71)が4日前に運んできた苗木60本の内、釜谷霊園に12本を植樹しました。
残りは、石巻市内、東松島市、市内寺院5ケ寺に3日間かけて植えられました。
テレビのニュースのコメントで、参加者の女性が”亡くなった人が花になって生まれ変わってほしいです”
と話していたのを見て、この桜のことをよく理解して頂いていると、とてもうれしくなりました。
この日、陸前高田市では、津波が到達した地点に桜を植える行事が開催されたり、10月頃には福島県で9万本の桜を植える活動がスタートしたり、あちらこちらで桜のプロジェクトが計画されているようです。
でも何のため?目的は?となると、単なる復興、復興ではなく、悲しみと向き合うことが大切です。悲しいけれど、ちゃんと手を合わせること。そこが復興の原点であり、そこから希望のチカラが湧いてくるのではないかと考えます。
この日の植樹式が終わり、皆さん帰り支度の時、女性から声をかけられました。
「今日はありがとうございました。私の家は、ここのすぐ前にあったのですが、津波ですべて流されました。私は外で働きに出ていたので助かリましたが、家にいた夫と夫の両親3人が亡くなりました。」
「津波で何にもなくなってしまいましたが、桜が植えられて花が咲くのが楽しみです。」
これから東北は寒く長い冬を迎えます。桜も厳しい冬をじっと耐え、春一番に花が咲くように、必ず希望の春が来ます。温かな光が差し込みます。
桜が悲しみに寄り添って、少しでも心を癒してくれることを祈ります。引用元http://ameblo.jp/enisinet-j/