2019/07/22 12:43![毎日新聞](https://img.news.goo.ne.jp/img/ip_logo/mainichi.gif)
岡山県津山市の中国自動車道で2017年10月、路上に落ちていたスペアタイヤに乗り上げた大型トレーラーが横転し、巻き込まれた母娘2人が死亡した事故で、県警は22日、タイヤを落としたトラックの運送会社「ムロオ」松江営業所(松江市)の女性所長(48)を業務上過失致死の疑いで書類送検した。タイヤを固定する器具がさびており、運送会社の点検、整備が不十分だったことが落下の原因と判断した。
また、タイヤを落としたトラックの男性運転手(46)と、2人をはねた大型トレーラーの男性運転手(49)を自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで書類送検。更に道路管理者の許可を得ずに、政令で定めた最高限度を超える車両総重量約40トンの大型トレーラーを走行させたとして、岡山県高梁市の運送会社の男性役員(51)と、法人としての同社もそれぞれ道路法違反(無許可通行)容疑で書類送検した。
事故は17年10月18日午後8時10分ごろ発生。軽乗用車が落ちていたタイヤに乗り上げて走行不能になり、路肩に避難していた広島市の歯科技工士、中村美香さん(当時49歳)と、長女で岡山大教育学部4年だった亜美さん(同21歳)が、同じタイヤに乗り上げ横転した大型トレーラーにはねられ死亡した。
事故を受け、国土交通省は道路運送車両法に基づく自動車点検基準を改正し、大型トラックや大型バスのスペアタイヤについて、3カ月ごとの点検を事業者に義務付けた。【戸田紗友莉】
整備不良の大型トレーラーが、走っているのは危険で、交通事故の原因になります。
景気の低迷で、経費節減では、困ります。