教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

神戸・東須磨小 教師いじめ 被害の女性教師が”実態”語る

2019年10月15日 19時37分17秒 | 受験・学校・学問
神戸・東須磨小 教師いじめ 被害の女性教師が”実態”語る
10/13(日) 18:37配信関西テレビ


『神戸市の小学校で複数の教師が20代の男性教師に悪質ないじめを繰り返していた問題で、別の女性教師が取材に応じ、被害の実態を話しました。

神戸市の東須磨小学校では、教師4人が20代の男性教師に対し、激辛カレーを無理やり食べさせるなどの悪質ないじめを繰り返していました。加害教師らは他にも3人の教師にセクハラなどの嫌がらせをしていて、そのうちの1人の20代の女性教師が被害の実態を語りました。

【被害を受けていた女性教師】
「私の下着がちょっと出てしまっていたみたいで、色やどんな下着だったのかっていうのを何度も、皆さんの前で笑いにされた。『そろそろ生理ちゃうんか』と生理周期とかをネタにされるような形で、笑いにされるっていうのはよくあった」

東須磨小学校の仁王美貴校長は、今年7月に別の教師から報告があるまで、いじめについて知らなかったとしていましたが・・・

【被害を受けていた女性教師】
Q今の校長も見ていた?
「同じ職員室内で仕事をされているので、余計に目にする機会は多かったんじゃないかと思う」

この問題を巡っては、20代の男性教師が警察に被害届を提出しています。』

俳優の梅沢富美男さんが、いじめられても男だったら、やり返せと言っていますが。

今は、子供の喧嘩から大人の喧嘩やいじめまで、たいまんでやり合うのではありません。集団リンチみたいなのです。
今の校長も見て見ぬ振り、一遍校長になったのではなく、教頭からなったのでしょうか。
前校長と言い、知らなかったでは、済まされない教育現場の管理職としての責任が有ります。
私の高校生の頃兵庫県立伊丹高校に自分より喧嘩の強い高校生に喧嘩を売り勝った猛者がいました。とても頭のが良い高校生で、数学が得意でした。昨今は、そんな男らしい大和男の子ような高校生はいません。
卑怯な人間ばかりで、日本人の男の喧嘩の作法を外れている大人が多いので、子供の喧嘩もいじめも右にならえです。
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恐怖の医療事故の闇<本澤二郎の「日本の風景」

2019年10月15日 16時45分10秒 | 国際・政治
恐怖の医療事故の闇<本澤二郎の「日本の風景」
2019-10-15 06:32:03 | 日本の風景


恐怖の医療事故の闇<本澤二郎の「日本の風景」(3465)
<災害よりもスポーツ優先のNHK報道>
 10月14日午前7時のNHKラジオをつけた。河川の氾濫を知ろうとして。NHKは一通りの19号台風の被害を報道すると、そのあと突然、ラグビー報道ではしゃぎ始めた。即座にラジオを切った。

 安倍晋三はというと、11日と12日に食べたり飲んだりして休養を取ると、13日には役人が作成して防災対策「人命第一」を棒読み、それをNHKなどテレビに撮影させてそれっきり。河野太郎も安倍に見習って、8都県からの自衛隊出動要請に対して、たったの400人体制で応じると発言していた。

 政治的パフォーマンスのみに長けている政権に、とことん騙されている国民が哀れで仕方ない。

<精神を病んでしまったのか町田市のK子さん>
 話題を変える。いまも医療事故で泣いている市民は、この日本列島にたくさんいる。
 長男を障害者にさせられた町田市のK子さんが、久しぶりに電話をくれた。我が家も2010年に次男を東芝病院で殺され、検察の不起訴衝撃で、妻である母親も心労で重い病で、次男の後を追って、逝ってしまった。
 母親も医療事故だったが、次男のことで頭が回らず、泣き寝入りしてしまった。不甲斐ないジャーナリストを今も続けている。

 次男の東芝病院事故死を知ったK子さんは、時折慰めの手紙をくれるようになった。自宅でとれたおいしい柿も。我が家からは、反対に無農薬の柚子を。その柚子が、15号台風で壊滅的な打撃を受けてしまい、この数年は無理である。

 そんな矢先にK子さんの電話が鳴った。「殺される」とか、時に意味不明の言葉にハッとした。以前、病院にいびられ、圧迫を受けていた様子を、繰り返し聞いたこともあった。精神を病んでしまったのか?

<宮城県の伊藤さんは雑用で気を紛らわせていた>
 彼女を紹介してくれた宮城県の伊藤さんに昨夜、電話をいれた。
 河川の氾濫の被害も気になったせいもある。彼女の声は元気だった。「うちは、幸いなことに家が高台にあるので助かった」と安どしていた。

 しかし、ここ10数年の彼女の人生は、ただ事ではなかった。確か宮城県のガンセンターで、夫を奪われた。明らかな医療事故である。病院は開き直った。彼女は裁判にかけた。法の正義にかけたのである。

 名古屋の医療弁護の大家に依頼して最高裁までも。

<最高裁まで駒を進めても宮城県ガンセンターに敗北>
 日本は法治国家である。法の正義があるとの信念からの挑戦だったが、結果は病院の硬いガードを突き崩すことはできなかった。

 法廷は裁判官が良心に従って、公正な判断をする場である。これは建前である。大金をかけた医療訴訟に敗北した。

 これを裏から読み解くと、今回の関電疑獄でも見られるような悪の構図が、日本列島に敷かれている。闇に潜む輩、関電では元検事総長である。こいつらのような悪人が、存在している。法廷では元最高裁長官が怪しい。

 伊藤さんが敗北した原因はここにある、と現在は断じたい。彼女の現在は、やたら雑用で亡き夫を忘れようとしているのだ。これもいじらしい。

<不起訴にした松本朗には東芝から大謝礼?>
 翻って、次男の医療事故を振り返ることにする。息子は、当時住んでいた場所からすぐ近くの、東芝病院に救急車で搬送された。肺炎の恐れがあったためだ。
 昼頃駆け込んで、診断をして夕刻前に誤嚥性肺炎の疑いで、夕刻前に入院した。複数の部屋に入院を希望したが、東芝病院は、看護師センターから離れた個室に押し込んだ。

 息子は、その数時間後に痰がのどに詰まって窒息死した。カルテで判明した。看護師が100分、1時間20分も巡回しなかった。痰を吸引することをしなかった。途方もない医療事故死事件である。業務上過失事件の重罪である。

 それでも謝罪しなかった。警鐘を鳴らすため、週刊新潮に医療事故死の顛末を書いた。それでも東芝病院は動かなかった。やむなく警視庁に告訴した。警視庁大井署は、1年ほど店晒ししたうえで東京地検に書類送検した。

<金で動く日本の検察と司法!>
 松本朗という悪徳検事は、驚くなかれ不起訴にした。財閥東芝に軍配を上げたのだ。東芝は三井財閥を代表する巨大企業群である。

 松本朗への謝礼はどれくらいか。その上の上司にも。元検事総長にも大金が動いたはずだ。関電疑獄事件から読み取れるだろう。
 権力に屈しないジャーナリストも、無念にも検察・司法に手が届かなかった。金で動く検察と司法について、これまでは不勉強しすぎた。表の永田町取材20年の実績は小さかったのだ。悪が繁栄する日本が、どこまで続くのだろうか。

 検察・司法の不正と腐敗は、底なし沼といってよい。
 筆者は、韓国のことはよくわからないが、韓国の三権分立は日本の比ではない点を高く評価できる。また米国大統領・トランプへの野党の弾劾攻勢も、マスコミのまともな報道から、多少は期待を持つことができるだろう。

 問題は、安倍もそうだが、トランプも健康管理に成功できるのかどうか。
 関電疑獄事件発覚で、安倍も側近も危うい。枝野と玉木がまともなら、自公の極右政権は、ひとたまりもなく崩壊するはずである。信濃町も壊れかけてきている。

 医療事故の根っこには、政官財の腐敗の構図がこびりついている、そのためなのだ。
2019年10月14日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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「“理不尽な校則”SNSで不満言うだけでなく学校と交渉を」生徒と一緒に校則変えた教師の思い

2019年10月15日 16時08分36秒 | 受験・学校・学問

2019/10/15 05:55神戸新聞


「“理不尽な校則”SNSで不満言うだけでなく学校と交渉を」生徒と一緒に校則変えた教師の思い
当時の生徒たちの自画像。丸刈り(左)から自由化された頭髪に変わっていく=加古川市内
(神戸新聞)
 髪形に髪の色、果ては下着の色まで指定。冬場でもタイツの着用は認めない…。神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」には、そんな「ブラック校則」を巡る疑問が相次ぎ寄せられている。8月31日付朝刊では、勇気を出して“改正”を願い出た女子高校生が学校側に一蹴された記事も掲載。すると、兵庫県加古川市の現役教諭から一本の投稿が届いた。「生徒と信頼関係を築き、校則を変えました」。なぜ、可能だったのか、理由を尋ねようと取材に向かった。(鈴木久仁子)

 時はさかのぼること27年前、1992年のことだ。後に米大リーグのヤンキースで活躍した松井秀喜さんが、甲子園で5打席連続敬遠をされた年でもある。舞台は加古川市立志方中学校。まだ駆け出しだった男性教諭(56)は、同じ加古川市内で「男子の丸刈り強制をやめた中学校が出た」と聞いて衝撃を受けた。当時は丸刈りが当たり前だったからだ。

 「確かに時代の流れには合わない」。そう思う一方で、「もし自由化したら、高校入試で子どもたちが不利にならないか」との不安が頭をもたげた。先輩や同僚教諭とも相談した結果、「自分たちで決めさせる」ことになった。

 では、どのような進め方をするか。職員室は気持ちを共有し、綿密な作戦を練った。まずは前哨戦として「ディベート(討論)の練習」をさせることに。テーマに選んだのは、当時、物議を醸した「松井選手への敬遠は是か非か」。互いに意見をぶつけ合い、結論を導く練習をした。

 そして次に「丸刈りの校則を自由化するか否か。変えるなら、どういう形にするか」という本題に持ち込んだ。テーマを伝える際には「権利ばかりを主張するのではなく、きちんと決めてほしい」と付け加えることも忘れなかった。

 「それはもう、腹をくくりましたよ」と教諭。「中には茶髪やピアスのやんちゃな子もいましたから。どんな答えを出してくるか緊張した」と振り返る。

 ところが、出てきた答えは「極めて正常で、常識あるルール」だった。生徒会が中心になって話し合いを繰り返し、「耳や目に深くかからないように、きちんとした身だしなみを維持し、故意に染めるのはやめよう」と決めた。当時の生徒会長は全校集会で「自分たちで決めたルール。みんなで守っていこう。自分たちが卒業しても、引き継いでほしい」と呼び掛けた。

 「感動しましたよ。自分たちできちっと線を引いた。信頼してもらったのだから、きちんとしようという雰囲気もできた」

 「互いに信頼関係ができ、『中学生には、すごい力がある。もっと信頼しても大丈夫なんや』と手応えも得ました」

 今でも鮮明に思い起こせるほど、この出来事はその後の教師生活に大きな影響を与えたという。以来、上から押し付けるのではなく、なるべく生徒に決めさせることにこだわるように。時には部活のレギュラーも部員に決めさせた。

 教諭は当時の経験を踏まえ、「前例踏襲で(校則を)押し付けるのは簡単に見えるが、信頼関係を築く方が大切。教師はどれだけきちんと生徒たちの話を聞けるのかが問われる。ルールは試しに変えて、だめだったら戻してもいい」と力を込める。

 一方で生徒にも「会員制交流サイト(SNS)で不満を言うだけでなく、生徒会を通して、諦めずに学校と交渉する粘り強さも必要だ。内申書に響くという声も確かに聞くが、それはおかしい。生徒の将来を保障したいのは教師も同じ。信頼関係をつくり、理不尽な校則は変えていってほしい」と呼び掛けた。

    ◇   ◇

 この記事は神戸新聞社の双方向型報道「スクープラボ」に寄せられた情報を基に取材しました。』


学舎は、先生と生徒が、共に学ところです。
生徒と先生の人権を尊重しより良い学校に為るためにも、校則も時代に適合するように生徒と先生が、考え直すべきです。
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安倍晋三首相が「非常災害対策本部設置」を表明したのは、13日午前のことで「いかにボーッと生きているか」が分かり、これでは、総理大臣の資格はない

2019年10月15日 16時03分50秒 | 国際・政治


板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
安倍晋三首相が「非常災害対策本部設置」を表明したのは、13日午前のことで「いかにボーッと生きているか」が分かり、これでは、総理大臣の資格はない
2019年10月15日 07時21分04秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相が「非常災害対策本部設置」を表明したのは、13日午前のことで「いかにボーッと生きているか」が分かり、これでは、総理大臣の資格はない

◆〔特別情報1〕
 「河川護岸工事、山崩れ防止砂防ダム造りに手を抜いてきた安倍晋三首相の内政軽視が、甚大な被害を招いて死傷者が増大している」-これでは、自衛隊明記の憲法改正どころの騒ぎではない。安倍晋三首相は、気象庁が10月11日、史上最強と恐れられた台風19号が伊豆半島に上陸しそうになって注意喚起していたのに、午後6時34分、東京・有楽町のフランス料理店「アピシウス」で、谷内正太郎前国家安全保障局長、山内昌之東大名誉教授、辻慎吾森ビル社長らと食事し、午後9時40分、公邸に帰ってきていた。12日午後7時前に静岡県の伊豆半島に上陸。気象庁は、「台風は北北東に進む見込み、中心が通過した地域も引き続き暴風や大雨、高潮、高波に厳重に警戒してください。今後は北北東に進み、関東地方などを通過する予定」と警告した。だが、安倍晋三首相が首相官邸で関係閣僚会議を開き、「今般の極めて広範囲に渡る甚大な被害を踏まえ、本日、『非常災害対策本部』を設置する」と表明したのは、13日午前だった。豪雨で川の堤防が壊れる「決壊」が発生したのは13日夕方の時点で、21河川の24か所に上り、水が堤防を乗り越える「越水」による氾濫は、国や15の都県が管理するのべ142の河川で確認され、1都10県に被害、死者35人、行方不明18人、負傷者187人を記録していた。安倍晋三首相の危機管理意識が、いかに鈍く、「いかにボーッと生きているか」が分かる。上皇陛下のごく近くにいる吉備太秦は、「これでは、総理大臣の資格はない」と手厳しい。

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HOME天木直人のブログ新聞週間とは聞いてあきれる

2019年10月15日 15時58分37秒 | 国際・政治



新聞週間とは聞いてあきれる
2019-10-14

あすから新聞週間であるという。
 それがいつ、どういう目的で、だれがつくったか私は知らない。
 しかし、少なくとも新聞各社は新聞週間の間に次の事に説明責任を果たすべきだ。
 早々と自分たちだけ軽減税率の恩恵を得たからといって消費税増税を容認していいと思っているのだろうか。
 安倍首相に忖度するあまり、最近の記事は批判精神がなくなってしまった。
 これはまともな読者なら誰でも気づくはずだ。
 だから軒並み購読者が激減しているのだ。
 それにもかかわらず、消費税増税に便乗してみな値上げしている。
 あまりにもあつかましくないか(了)
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HOME天木直人のブログこのままでは股裂きの運命にある安倍首相の対中政策

2019年10月15日 15時38分25秒 | 国際・政治


このままでは股裂きの運命にある安倍首相の対中政策

2019-10-15


 きのうの産経新聞で、古森義久ワシントン駐在客員特派員が「危うい安倍首相の対中観」と題して要旨次のように書いていた。

 ワシントンから安倍首相の対中国外交を見ると危うさを覚えると。

 なぜなら、みずから日本の安全保障の基軸だと宣言する日米同盟の相手国米国の、しかも超党派の対中対決姿勢を示す米国と、まるで正反対の外交をやっているからだと。

 あれほど緊密なトランプ政権の対中政策を否定するようなことをやっているからだと。

 いうまでもなく、安倍首相が施政方針演説などで繰り返す、「日中関係は完全に正常な軌道に乗った」、「中国とあらゆるレベルで交流が拡大している」などという、最近の安倍首相の対中迎合姿勢を非難する言葉だ。

 実は私もまったく同じ思いで安倍首相の対中政策を見ている。

 そして、安倍首相がまた裂きになるのは、まさにこれからだ。

 安倍首相は来年4月の習近平主席の国賓訪日を最重要の外交課題と位置づけている。

 あらたな日中関係の基本方針として、第五の日中共同文書を発出しようとしている。

 しかし、米中関係の先行きは不透明だ。

 米中貿易協議が完全合意することなどあり得ず、たとえ貿易で合意しても、安全保障政策においては緊張が高まるばかりだ。

 米国関係者の中には米中戦争もありうると考えている者すらいるくらいだ。

 もし来年4月までに米中関係がさらに悪化すれば、習近平主席の訪日は難しくなる。

 いや、訪日が難しいのではない。

 訪日を決行すると米国との関係が難しくなるのだ。

 実際のところ、米国の関係者は古森氏に次のように語っているという。

 このままだと「安倍首相はトランプ大統領の友人ではなくなる」(米研究機関「ナショナル・インタレスト・センター」のフィトン上級研究員)と。

 それでは、もし米中関係が改善し、米中が接近すればどうか。

 その時は、もはや日本の重要性は米国にとっても、もちろん中国にとっても、限りなく小さくなる。

 日本は米中双方にとって、利用価値のある単なる属国のひとつでしかなくなる。

 どっちに転んでも安倍首相はまた裂きの運命にある。

 米中二大軍事覇権国家と対等な自主、自立外交ができる日本は、唯一、憲法9条を世界に誇る日本になる時だけだ。

 新党憲法9条が主導する世界一の平和国家の日本になる時である(了)

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