1267兆円の借金大国<本澤二郎の「日本の風景」(4712)

<戦争・ハイパーインフレ(円の紙切れ)狙いの政府自公内閣NO!>

 日本の再生は無理なのか。財政家もいない。特に森・小泉のA級戦犯の岸信介や後継者の福田赳夫の清和会内閣が継続し、安倍晋三という岸の孫が政権を担当すると、日本の借金は山のように膨れ上がり、それが宏池会の岸田文雄内閣でも暴騰している。

 日本をどこに引きずり込むのか!明るい見通しはゼロだ。植田和夫という新日銀総裁のもとでも超金融緩和・ゼロ金利を継続する?清和会のアベノミクス路線である。円安下の物価高騰の継続で庶民の消費は伸びない。経済の循環は余り期待できない。

 A級戦犯の岸信介の亡霊徘徊によって21世紀の日本が破壊されていく!歯ぎしりしながら耐えなければならないのか。既に日本の借金は1267兆円。日本国民は一人1000万円の借金をさせられている。悪政の極みだが、この先が不気味この上ない。

 確か中曽根内閣のころ、中曽根バブルが崩壊した時の小坂徳三郎懇談を思い出す。朝日新聞記者経験の彼はリベラル経済人として定評があった。「どう日本を立て直すか、想定される手段は戦争で借金をチャラにするか、超インフレ(ハイパーインフレ)にして円を紙切れにするか、ということになるのか」と語った。いまこの不気味な路線を極右清和会は突っ走っているようで、実に気味悪い。

 手段はもう一つある。大胆な行財政改革である。血の出る覚悟が必要だが、これに賭けるのがまともな政治家・財政家の対応である。アホみたいにいくらでも借金は可能だとする暴論に騙されてはならない。

 国会議員の報酬を半減にし、議員数も半減させる。ここから始めなければならない。いまはその時である。戦争準備など論外である。政治屋の人気取りばら撒きは阻止だ。円を紙切れにしたり、戦争ごっこにうつつを抜かすよりも、はるかにまともで民主的な方法である。地方議員も入らない。首長はボランティアで十分であろう。むろん、高給を食んでいる公務員もこれに準じることになろう。無駄をなくせば、日本は生き延びることが出来る。

 

<戦争でチャラにする自公維は悪魔の戦争党=改憲に突進>

 今の国民は、清和会・神道政治連盟・日本会議・統一教会という不気味な政治集団によって、死の商人国家になろうとしているため、自暴自棄に陥っている。治療が必要な病人社会だ。真っ当な議論もなくなり、まるでやくざと詐欺の集団と化している。

 この流れに掉さしている自公維に国民民主も相乗りして、戦争利権を懐に入れようとしている?違うだろうか。

 彼らは危機を作り出して、日本を戦争国家・覇権国家にして戦前の二の舞を演じようとしている。靖国神社はそのためである。戦争神社はいらない。二度と戦争はしない、戦争できない日本に生まれ変わったのではないのか。

 台湾有事は日本会議の策略である。ワシントンの死の商人をおだてた陰謀に違いない。これも民意が全く反映しない小選挙区制に諸悪の根源があることを、誰もが気付いている。即廃止して大選挙区制か中選挙区制にすれば、極端な極右路線が登場することはない。

 比例制を廃止すれば、おかしな極右女がバッジをつけることはない。国民が目を覚まし、街頭に出て声を上げることで政治は変わる!政治が代われば、質素倹約路線で借金大国も戦争もハイパーインフレも回避できる!

 

<朝日新聞も一役かうおぞましさ=35年経っても覚醒せず>

 公共放送のNHKを本来の姿に戻せば、たとえば前川喜平を会長にすれば、世論は変わる。非戦の世論こそが最高に決まっている。隣国との友好が最善の外交である。

 朝日新聞も35年ぶりに覚醒するのだろうか?今の朝日はどうしようもなく腐敗堕落が板についてしまっているのか。戦争屋が期待する野党分断に手を貸しているようで腹立たしい。真っ当な平和主義を堂々と唱え、統一教会や不気味すぎる日本会議や神道の過ちにメスをいれたらいい。

 

<野党分断で笑いが止まらない不気味・日本会議の死の商人>

 戦争屋は改憲を急いでいる。そのための野党分断が工作の中心である。もはや改憲の渡辺恒雄の政治的影響力は消えてしまっている。

 日本記者クラブも新聞協会も変わるだろう。偶然、目の前に日本記者クラブ会報(2020年10月10日第608号)を目にした。1ページに菅内閣が9月16日に発足した時のカラー写真が紙面の3分の2ほど使われている。何と見出しが「仕事師内閣スタート」。専務理事の記事に公正さを感じることなど出来ない。狂ったような見出しで新政権を宣伝しているのではないか。菅は安倍犯罪のもみ消し人ではなかったのか。日本記者クラブも目を覚ます時だ。

 今の岸田は、野党分断に死力を尽くしている。それに朝日も一役?では話にならない。死の商人に魅入られた岸田なのか。鼻の調子がよくなって気付けば、43兆円を自ら引きずり降ろすはずなのだが。

2023年2月12日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

子供を産めるか!

財務省は2月10日、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が2022年末時点で12569992億円となったと発表した。前回発表の昨年9月末時点より約56千億円増え、過去最大を更新した。このうち利払いや償還に主に税収が充てられる「普通国債」は10057772億円となり、初めて1千兆円を突破した。