戦争断じて許さず!<本澤二郎の「日本の風景」(4711)
<後藤田正晴の遺言を、仕えた平沢勝栄(安倍の頭を叩いた家庭教師)が遂に明かした!時代の深刻さ>より、転載させて頂きました。
史上最低の極右・安倍晋三が消えて9か月経つ。今発売の月刊誌で安倍の家庭教師をした平沢勝栄が、中曽根内閣の官房長官だった後藤田正晴の秘書官時代に、日本人として最も大事な平和軍縮の薫陶を受けていたことを明かした。「後藤田先生の遺言は絶対に戦争を起こしてはならない。繰り返しいい聞かされました」と。
後藤田は、旧制水戸高では平和軍縮派の宇都宮徳馬の後輩だ。韓国の金大中を間一髪、宇都宮―後藤田ラインで命を救った。宇都宮葬儀では弔辞を読んだ。「私が水戸高に在籍していた頃、軍事教練のさいに宇都宮さんは高下駄を履いて校庭に出てきたという逸話を残していた」と軍部に屈しなかった秘技を披露した。
宇都宮が保証人になって読売新聞に入った渡辺恒雄は、近くで聞いてるだけで出番はなかった。宇都宮家は「ツネは忘恩の徒」という宇都宮本人の声を誰もが聞いていた。後藤田の平和主義は宇都宮譲りかもしれない。
宇都宮が生涯を通じてA級戦犯の岸信介を許さず、批判したことも承知していた。おそらく警察官僚の後輩が安倍の家庭教師だったことを知ると、岸の孫に対する評価は厳しくなったはずだ。
むろん、安倍の正体を見抜いていた平沢勝栄は、それ故に安倍内閣で干され続けたことは有名だ。いまその束縛から解放された平沢が活躍する時代の到来だろう。期待したい。堂々と後藤田の遺言を実践する時である。つくられた世論に迎合するな、といいたい。日本丸の運命がかかっている!
<「わしの目の黒いうちは改憲させず」と中曽根監視、ついで「安倍だけは総理にするな。大変なことになる」と警鐘も>
「先生がご存命なら、今の現状に目を剥いて烈火のごとく怒り、相当の謀反を起こしただろう」と語る平沢だ。彼の決起にも期待したい。世論が味方である。
筆者は後藤田とは直接会話する場面は少なかったが、在京政治部長会と中曽根首相懇談の時、宴たけなわのころ、同席していた後藤田とおしゃべりする機会が出来た。「自ら総理を目指すべきではないか」と真面目な進言をした。彼の返事は「もう少し若ければなあ」と応えた。
改憲軍拡の国家主義者の面倒を、田中角栄に頼まれてみていたわけだから、そうした思いを抱いて当然であったろう。「わしの目の黒いうちは改憲させない」は本気だった。清和会には後藤田嫌いが少なくないらしい。
彼は宇都宮が嫌った岸の孫の様子を知ると、「安倍晋三を総理にすると日本はえらいことになる」と警鐘を乱打していたことも正解である。その通りになった。安倍を総理に押し上げた主犯は、小泉である。小泉を突き上げたのは、森喜朗や支援勢力の神道政治議員連盟・日本会議と統一教会に違いない。統一教会問題に沈黙する小泉は要注意である。
森・小泉・安倍の清和会政権のもとで、羽を大きく広げた統一教会だったこともわかってくるだろう。日本を押しつぶした犯人は、清和会と断じるべきだ。黒田日銀は万死に値する。しかも清和会と神社本庁と統一教会が、岸田内閣になっても変化はない。萩生田光一は危険すぎる。敵は本能寺ということを言論界と国会はしっかりと理解する必要がある。
腐敗の権化である森喜朗逮捕を回避した東京地検特捜部の責任も重い。
<43兆円軍事大国化に亀井静香の「月刊日本」が「岸田総理!日本を戦
場にする気か」特集>
敵基地攻撃能力・反撃能力という、従来の「専守防衛」を放棄したうえで、突如43兆円の超大軍拡をぶち上げた岸田文雄に、国民は誰もが激高している。戦争準備である。自衛隊関係者は深刻この上ない。核とミサイル大国の中国と対決する狂気のプランに誰もが腰を抜かした。ワシントンは日本を身代わりにする気だ。狂気の狂気だ。
日米安保破棄を叫ぶ亀井静香の月刊誌「月刊日本」2月号が「岸田総理!日本を戦場にする気か」という特集を組んで当然だろう。読売朝日などゆでガエル新聞は、今も電通に支配されている。そんな新聞テレビをしり目に真っ当な特集記事を組んだ。
岩屋毅などは「中国と話し合え」と正論を披歴している。
自民党は急いで改憲軍拡を追いかけ、維新と国民民主を動員して恥じない。
自公維民党は間違いなく財閥死の商人に支配された戦争党であろう。現状では、立民と共産は非戦の立場だが、前者も危うい。危ない、本当に危険な2023年の危機が始まっている。SOS日本だ!
(追記)2月10日は一年で一度の祝い日という。本場の水餃子をたっぷり食べたが、気温2度。灯油が切れたので慌ててガソリンスタンドで18リットル2缶購入し安堵。紹興酒熱燗で体を温めた。10年ぶりにアモイからメールが届く。ほとんどの中国の友人メールは3年前からなくなっている。
2023年2月11日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
憲法危機SOS!平和憲法が危うい!目を覚まそう!
(時事)自民党の茂木敏充幹事長は2月9日の茂木派会合で、8日に予定されていた衆院憲法審査会の幹事懇談会を欠席した立憲民主、共産両党について「先祖返りで、審議拒否の姿勢が明確になってきている」と批判した。憲法審の定例日開催を主張する日本維新の会や国民民主党と連携して討議促進を図る考えも示した。8日は幹事懇開催が見送られた。
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