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本澤二郎の「日本の風景」(4831)
本澤二郎の「日本の風景」(4831)
<「海外の米軍基地閉鎖を公約」日本人はロバート・Jrに〉より、転載させて頂きました。
今時の帝国主義がずっと存続するはずもない。ロンドンの王制も揺らいでいる。日本の天皇制も戦前の侵略戦争の真実が発覚してきたことから、人々の判断に影響を与えている。法律家はとっくに目覚めている。
ワシントンの首輪をはめられていることに満足しているような日本国首相には、反吐が出る思いだが、ワシントンからも異論が出たことを日本人ジャーナリストとして心から歓迎したい。2024年の米大統領選挙の民主党候補選びにリベラル派のロバート・ケネディJrが出馬宣言した。
日米メディアはこぞって泡まつ候補と決めつけて相手にしなかったが、筆者はそう見なかった。善良なリベラル派の存在を1993年3月の1か月訪米旅行で確認していたし、それ以前は平和軍縮派の宇都宮徳馬から、彼の米議会人との交流からリベラリストの信条を聞いていたものだから、感動してしまった。
米帝国主義のシンボルである、海外に展開する米軍基地をすべて閉鎖するという素晴らしい公約に対して、国際社会は心から賛同している。日本の右翼メディアのうろたえている様子は、ケネディ報道の扱いを見れば一目瞭然である。
学生時代の法哲学の序文の「地球は動く」「じっとしていない」という格言を想起した。米帝国主義はリベラル派によって必ず駆逐される。既に謀略機関のCIAを廃止すると公約した共和党大統領候補もいたではないか。
民主主義を破壊する組織が永久に継続するはずがない。元自民党代議士だった亀井静香でさえも「日米安保を破棄せよ」と叫んで久しい。諸悪の根源は日米軍事同盟を破棄すればいい。日本は自立した平和国家への、すなわち民主主義の国になれるのである。
これこそが日本人の夢であったが、それが米大統領選挙戦で討論されるかもしれないのである。好ましい展開であろう。人類はこの動きを驚嘆しながら声援を送っているはずだ。
<日本のポチを排除して護憲リベラル派で民主主義を確立しよう!>
「日本の夜明け」という活字を使ったことがないが、今は使うことが出来る。
日本は独立した国ではない。米国大統領でも自由に世界を飛び回れるわけではない。警備を第一に考えて行動する。日本訪問においてさえも、表玄関の羽田や成田の国際空港を使わない。
通常は日本占領時、占領軍の総司令官のマッカーサーは、米軍が占領した横田基地に降り立った。今も米軍基地を使用している。戦後78年も経っているというのに、日本は米国の占領を受け入れている。元外相の椎名悦三郎は「アメリカは日本の番犬さん」と最大級の皮肉を込めて表現した。
沖縄に旅行した人なら誰でも知っている。平和の島は78年経っても島内は米軍基地と関連施設と日本人労働者の島である。こんなことが許されていいはずがない。
怪しからん日本人というと、ワシントンを「番犬」と口走る日本人らしくない日本人だ。ワシントンの占領政策で命拾いした天皇家とそれを支える神社神道という「戦争神社」群、神道政治連盟の自民党・清和会・統一教会の面々である。
ワシントンの属国を容認することで、ぬくぬくと生き延びる売国勢力である。 自立しようとしない天皇勢力は、反共主義でワシントンにこびへつらっている恥を知らない売国奴たちである。そこへと大金を流し込んでいる財閥・死の商人勢力だ。
日本の民主主義は、かくして道遠かったのだが、ワシントンのリベラリストが決起したことに心底感謝したい。日米のリベラリスト、平和を重視して武器弾薬を手段としないリベラル派の結集を大きく育てる時なのだ。その第一声をロバート・ケネディJrが決断したことは、国際政治において大きな影響をもたらすに違いない。「米国の軍事基地」は民主主義に反するという叫びに若者や軍の関係者に強い影響をもたらすはずだ。
現に経済分野を主導する情報技術産業が、ケネディ陣営に参画している。幸先は明るい。日本のポチはいずれ排除される運命にある。ポチは戦争準備を、非戦の憲法を冒涜しながら悪政を強行している。自民・公明・維新・国民は、死の商人に取り込まれてしまったが、日本人の平和主義・リベラルが消滅することはない。無党派層を叩き起こすのだ。
<米産軍複合体に抵抗するケネディ家は立派>
アメリカの闇権力は、将軍の大統領のアイゼンハワーが指摘したように軍需産業と軍の連合体、すなわち人殺しの勢力である。武器弾薬を製造する財閥と人殺しを任務とする軍が動くと、アメリカの権力は怪しく揺らぐ。
いうところの死の商人の中枢である。日本の政策に介入する「ジャパンハンドラーズ」は、その一翼をになっている。日本の財政をポケットとして手を突っ込んでくる泥棒たちだ。
キューバ危機を乗り切ったジョン・F・ケネディのすごいところは、産軍体制に抵抗して射殺されたことである。彼の勇気ある正義は、ケネディ家の伝統となっている。実弟のロバートも暗殺された。しかし、屈しようとしない。ロバートJrは、命を懸けた挑戦である。
万一、成功すれば国際社会は大きくいい方向に変わっていく。失敗してもリベラルの血は継承されていく。海外の軍事基地を閉鎖すれば、ワシントンの正義が徐々に貫徹されていく。沖縄は一変するだろう。露骨で意図的な台湾有事など消し飛んでいくだろう。日本右翼の神道政治連盟も衰退する。
<宇都宮・ケネディ会談は本当だった!>
筆者は、宇都宮から何度もケネディとの会談内容を聞かされてきた。彼は繰り返し沖縄の基地問題を話題にした。米軍人の不条理な犯罪なども。
ケネディは「外国に軍隊を置くことは問題を起こす」と繰り返し口にした。ケネディの思想は、共和党のニクソン政権にも。そしてジミー・カーターも本気で韓国からの米軍撤退を具体化させようとして、産軍体制によって再選を拒まれた。ケネディの産軍体制への挑戦は、ことあるごとに浮上するが、大統領候補選びで公約にまでになったことはロバートJrが初めてである。
宇都宮がにこやかに微笑んでいる姿が目に浮かぶ。
2023年6月11日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
ロバート・ケネディJr公約と関連報道
「米国の外交政策は破綻している。国外にある800の米軍基地を閉鎖し、直ちに米軍を帰還させて、米国を模範的な民主主義国家にすべき」
こう断言するのは米民主党から次期大統領選に出馬しているロバート・ケネディJr(69)である。
テック界の大物たちは、2024年大統領選の民主党指名候補争いへの出馬を表明したロバート・F・ケネディ・ジュニア(69)を支援している。1963年に暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領のおいで、1968年に暗殺されたロバート・ケネディ元司法長官の息子である彼は、新型コロナウイルスのワクチン懐疑派としても知られている。
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2023/05/23 — 米民主党、ロバート・ケネディ・jr 議員「ウクライナに入った政府は、ドンバス地方のロシア系住民を二級市民にする一連の法律を制定し始めた。
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