教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

産経ニュース 自国の経済発展を追求 2025年、3兆円効果が日本の〝復活〟を牽引へ

2024年04月19日 16時28分08秒 | ニュース

産経ニュース

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自国の経済発展を追求 2025年、3兆円効果が日本の〝復活〟を牽引へ
万博未来考  第2部(5) 
2024/4/10 07:00
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井上 浩平
2025年大阪・関西万博
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1970年大阪万博をきっかけに開通した北大阪急行電鉄。ほかにも多くのインフラが整備された=70年2月24日、大阪府吹田市の旧万国博中央口駅付近

人類や文明の輝かしい将来像を示す万博の理念は崇高だ。その理想とは裏腹に、国家は自国の経済発展という果実をも貪欲に追求する。万博の実像は今も変わらない。

「万国博覧会は(中略)世界と開催国の社会や経済に与える波及効果の大きさでも、最大の行事である」。旧通商産業省の官僚として1970(昭和45)年大阪万博の企画立案を担い、2025年大阪・関西万博の実現にも尽力した作家の堺屋太一氏は、著書『地上最大の行事 万国博覧会』でこうつづる。

堺屋氏は70年万博を「非常にうまくいった」と評価。共著の『私の関西経済論』では、厳格な予算管理を成果として挙げた。

会場の場所や広さも決まっていなかった段階で、過去の開催例などから弾き出した予算額は、実際にかかった金額に近いものに。万博運営組織において、本番までの施設の設計・建設、人員配置などを綿密に総合調整する仕組みを構築できたことが大きかった。

会場建設費が当初の1250億円から最大2350億円まで増え、予算の膨張が続く2025年万博のマネジメントとは異なる様相が浮かぶ。

万博を成功させるには、必要なお金を十分に使って運営し、国家や地域を発展させるという〝理念〟をいかに官民で共有できるかがカギとなる。

1970年万博では経済界が大きな役割を果たした。政府予算の少なさに業を煮やした日本万国博覧会協会会長の石坂泰三・経団連会長は佐藤栄作首相に直談判。国は要求の95%を認めた。

「(万博を)何としても成功させたかった。功名心などからではない。成長した日本経済の姿を国の内外に堂々と展示したいとの一念」だった(城山三郎『もう、きみには頼まない』)。

万博は大阪の都市開発を加速させ、新御堂筋や大阪外環状線など、今も生活や経済を支える道路網の骨格ができた。経済効果は巨大なものになったとされる。

一方の2025年万博。開催に合わせる形で、やはりインフラ整備や再開発が進む。会場の人工島、夢洲(ゆめしま)(大阪市)へは大阪メトロ中央線が延伸。今年9月に先行まちびらきするJR大阪駅北側の「うめきた2期(グラングリーン大阪)」では25年春ごろ、オフィスや商業施設、国際会議や展示会を開くMICE(マイス)施設がオープンする。

訪日客の増加を見越し、外資系の高級ホテルの開業なども相次ぐ。経済産業省の試算では、万博の経済波及効果は約2兆9千億円となる。

重要なのは、万博の効果を経済の持続的な成長へつなげることだ。

大阪万博の期間の大部分が重なる70年度、関西経済の全国に占めるシェアは19・3%とピークに達した。しかし、その後低下し、近年は15%台で低迷。「東京一極集中が進んだ」。日本総合研究所関西経済研究センターの藤山光雄所長はこう指摘する。

2025年万博は大阪・関西を復活させられるのか。東京と大阪を両輪の牽引(けんいん)役として日本経済全体を力強い成長軌道に乗せられれば、国家の利益にもかなうことになる。(肩書は当時)

=第2部おわり

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大阪・関西万博、建設作業員の悲痛な声「食堂まで徒歩30分」|日経ビジネス

2024年04月19日 15時33分48秒 | ニュース

X · lingualandjp
高評価 430+ 件 · 5 時間前
"工事が遅れている万博会場の作業員の悲痛な声。 夢洲は電気や上下水道が ...
技術者や職人が自分の車で休憩することが多いが、必要な車両以外は会場に入れず。現場によっては、食堂まで徒歩で約30分かかるそうだ。 万博は会場建設は

大阪・関西万博、建設作業員の悲痛な声「食堂まで徒歩30分」|日経ビジネス
business.nikkei.com/atcl/gen/19/00

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大阪万博まで1年 会場建設費“2倍”に…市民の負担は

2024年04月19日 15時07分43秒 | ニュース

 

 
 

大阪万博まで1年 会場建設費“2倍”に…市民の負担は?

 
高島彩キャスター
「大阪万博に向けて準備が進む現場を取材した仁科健吾アナウンサーです。実際に大阪の街を取材してみて、盛り上がりはどうでしたか?」

仁科健吾アナウンサー
「街全体が盛り上がっているという印象はありませんでした。話を聞いてみても、7割くらいが万博に関して無関心だと回答していました。今回の万博について課題があります。それが、『積みあがる費用』についてです。2018年時点ではおよそ1250億円でした。2年で600億円増え、3年で500億円増えました。当初と比べても、およそ2倍ほど膨れ上がっていて、およそ2350億円になっているんです。この費用を、国、大阪府・大阪市、経済界で、3分の1ずつ負担していきます。さらに、大阪府・大阪市はこれに加えて、出展するパビリオンの建設費などが加わって、総額でおよそ1325億円の負担になっているということなんです」
「大阪市だけの負担を見ていきますと、およそ748億円です。大阪市民は、およそ277万人いますから、実際に請求されるわけではないんですが、単純計算してみますと、1人当たりおよそ2万7000円の負担になるということなんです」

高島彩キャスター
「1人当たり2万7000円というのは、大きな額ですし、会場建設費の上がり方を見てみますと、この先費用が増えるんじゃないかという心配がありますよね」

仁科健吾アナウンサー
「その点に関してですね、大阪の吉村知事がテレビ番組で発言しました。『3回目の増額は無いように進めていきます』とコメントしています。この膨れ上がりについて町の人がどのように受け取っているのか聞いてきました」

街頭インタビュー(20代男性)
Q:2万7千円はいかがですか?
「高いと思います、普通に。どうせ予算内におさまらないんだろうなと思っているんで。機運が高まっているかと言われたらそうでもない気がします」

街頭インタビュー(50代男性)
「頑張ってほしいな。行ってみようかなという気持ちはあります」

仁科健吾アナウンサー
「中にはですね、自分の世代で万博が開催されることを嬉しく、楽しく、ポジティブに思っている方もいらっしゃいました。そして、こちらのグラフは、去年12月、大阪府と大阪市が行ったアンケートでして、万博の認知度は年々上がっているんです。しかし、万博に行きたいですか?という質問に対しては、行きたいと答えた人は3年連続で減少しているという現状なんですね。そして、気になる経済効果です。来場者はおよそ2820万人見込まれていまして、経済効果はおよそ2.9兆円に上っているということなんです」

高島彩キャスター
「柳澤さんはどうご覧になっていますか?」

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏
「そもそも今回の万博で目指すものって何なのか?命の大切さが大きいテーマだと聞いているんですど、それよりも万博っていうと、経済効果だとか負担の話に終始していますよね。もう一度、何のための万博なのか、何を目指すのか、その原点に立ち返って考えた上でアピールするという事が必要なんじゃないですかね」

高島彩キャスター
「それに、どんな目玉があるのか、中身はどうなのかってあまり聞こえてこない。そのあたり、みんなで盛り上げるように色々と提示して欲しいなってのもありますよね。個人的には、子供を連れていきたいな、なんて思っております」

(4月13日OA「サタデーステーション」)
 
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減塩の重要性ばかり喧伝されるけど…最も死亡率が低い「塩分摂取量」は1日10〜15グラム(和田秀樹)

2024年04月19日 14時43分48秒 | 津波火災

 

 
 

減塩の重要性ばかり喧伝されるけど…最も死亡率が低い「塩分摂取量」は1日10〜15グラム(和田秀樹)

減塩の重要性ばかり喧伝されるけど…最も死亡率が低い「塩分摂取量」は1日10〜15グラム(和田秀樹)

和田秀樹氏(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【和田秀樹 笑う門にボケはなし】

 読者の方の中には、高血圧で治療を受けている方がいると思います。そんな人が必ずといっていいほど受ける生活改善の指導が減塩です。

「塩分は血圧を上げて、動脈硬化を進めるから、なるべく塩分は控えてください」

 このような言葉で主治医は減塩を勧めるでしょう。確かに塩分が多過ぎると、血圧が上昇し、脳出血の可能性が高まって、死亡率が上がるという研究もないわけではありません。しかし、その逆の結果が出ている豪州の研究もあります。塩分の取り過ぎが死亡率を上げるかどうかについては、一概に決めるのが難しいのは事実です。

 私の経験的な結論は逆です。高齢者の場合、塩分を控えていると、低ナトリウム血症を起こしやすく、かえって健康寿命を短くするリスクが高まると思います。

 ナトリウムは重要な栄養素で、体内には一定量が保たれるようにできています。その役割を担うのが腎臓で、塩分の摂取量によって、塩分の排出量をコントロール。これが、腎臓に備わるナトリウムの貯蓄能です。

 若くて腎臓がきちんと機能していると、ナトリウム貯蓄能は適正で、ナトリウム濃度は一定にキープ。しかし、加齢や病気などによって腎機能が衰えてくると、ナトリウム貯蓄能も低下し、本来キープされるべきナトリウムも尿から排出されることがあります。そのため高齢者は、低ナトリウム血症を起こしやすいのです。その症状は、意識がぼんやりする意識障害、吐き気、倦怠感、疲労感、頭痛、筋肉のけいれんなど。高齢者にとって、低ナトリウム血症は、意識障害を起こしやすいリスクのひとつで、侮ってはいけません。

 厚労省は、1日のナトリウム摂取量を塩分に換算して目標値を設定。成人の場合、男性は7.5グラム未満、女性は6.5グラム未満で、高血圧はじめ腎機能が低下している人はさらに厳しく、1日6.0グラム未満です。これをキチンと守っている人ほど低ナトリウム血症を起こしやすくなります。

 それなのに、減塩の重要性ばかりが喧伝され、そのリスクである低ナトリウム血症についてはほとんど言及されません。多くの医者が厚労省のマニュアルに従っているためでしょう。

 高齢者は濃い味を好むようになります。その理由として味覚が鈍くなることもあるでしょうが、それ以外に体の適応反応もあるでしょう。その反応とは、ナトリウム貯蓄能の低下でナトリウムが排出されやすいことで、脳が外からナトリウムを摂取するよう求めているのです。動脈硬化が進んだ血管で酸素やブドウ糖などを体のすみずみまで届けるには、血圧を高めにして血流をキープすることが欠かせません。それで、塩辛いものを体が欲するという要因もあるでしょう。

■最近の研究結果でも明らかに

 最近の大規模研究では、1日10〜15グラムの塩分摂取が最も死亡率が低いという研究結果も明らかになっています。意識障害の予防という点でも、健康の面でも、減塩より塩分摂取が重要です。

(和田秀樹/精神科医)

 
 
 
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減塩の重要性ばかり喧伝されるけど…最も死亡率が低い「塩分摂取量」は1日10〜15グラム(和田秀樹)

2024年04月19日 14時39分41秒 | ニュース
 

減塩の重要性ばかり喧伝されるけど…最も死亡率が低い「塩分摂取量」は1日10〜15グラム(和田秀樹)

減塩の重要性ばかり喧伝されるけど…最も死亡率が低い「塩分摂取量」は1日10〜15グラム(和田秀樹)

和田秀樹氏(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【和田秀樹 笑う門にボケはなし】

 読者の方の中には、高血圧で治療を受けている方がいると思います。そんな人が必ずといっていいほど受ける生活改善の指導が減塩です。

「塩分は血圧を上げて、動脈硬化を進めるから、なるべく塩分は控えてください」

 このような言葉で主治医は減塩を勧めるでしょう。確かに塩分が多過ぎると、血圧が上昇し、脳出血の可能性が高まって、死亡率が上がるという研究もないわけではありません。しかし、その逆の結果が出ている豪州の研究もあります。塩分の取り過ぎが死亡率を上げるかどうかについては、一概に決めるのが難しいのは事実です。

 私の経験的な結論は逆です。高齢者の場合、塩分を控えていると、低ナトリウム血症を起こしやすく、かえって健康寿命を短くするリスクが高まると思います。

 ナトリウムは重要な栄養素で、体内には一定量が保たれるようにできています。その役割を担うのが腎臓で、塩分の摂取量によって、塩分の排出量をコントロール。これが、腎臓に備わるナトリウムの貯蓄能です。

 若くて腎臓がきちんと機能していると、ナトリウム貯蓄能は適正で、ナトリウム濃度は一定にキープ。しかし、加齢や病気などによって腎機能が衰えてくると、ナトリウム貯蓄能も低下し、本来キープされるべきナトリウムも尿から排出されることがあります。そのため高齢者は、低ナトリウム血症を起こしやすいのです。その症状は、意識がぼんやりする意識障害、吐き気、倦怠感、疲労感、頭痛、筋肉のけいれんなど。高齢者にとって、低ナトリウム血症は、意識障害を起こしやすいリスクのひとつで、侮ってはいけません。

 厚労省は、1日のナトリウム摂取量を塩分に換算して目標値を設定。成人の場合、男性は7.5グラム未満、女性は6.5グラム未満で、高血圧はじめ腎機能が低下している人はさらに厳しく、1日6.0グラム未満です。これをキチンと守っている人ほど低ナトリウム血症を起こしやすくなります。

 それなのに、減塩の重要性ばかりが喧伝され、そのリスクである低ナトリウム血症についてはほとんど言及されません。多くの医者が厚労省のマニュアルに従っているためでしょう。

 高齢者は濃い味を好むようになります。その理由として味覚が鈍くなることもあるでしょうが、それ以外に体の適応反応もあるでしょう。その反応とは、ナトリウム貯蓄能の低下でナトリウムが排出されやすいことで、脳が外からナトリウムを摂取するよう求めているのです。動脈硬化が進んだ血管で酸素やブドウ糖などを体のすみずみまで届けるには、血圧を高めにして血流をキープすることが欠かせません。それで、塩辛いものを体が欲するという要因もあるでしょう。

■最近の研究結果でも明らかに

 最近の大規模研究では、1日10〜15グラムの塩分摂取が最も死亡率が低いという研究結果も明らかになっています。意識障害の予防という点でも、健康の面でも、減塩より塩分摂取が重要です。

(和田秀樹/精神科医)

 
 
 
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