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9 時間前 — 【実践大家コラム】倒産ラッシュ!建設業界が前代未聞の深刻さ · 暁建設だけじゃない建設業の倒産 · あの清水建設も上場以来初の大赤字 · 一過性の赤字なのか ...
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【実践大家コラム】倒産ラッシュ!建設業界が前代未聞の深刻さ
毎日3分!不動産投資メモ録 #64
不動産投資家ななころ 2024.4.23
182 コメント
本コラムは、実践大家コラムニストが執筆したコラムです。
文章、写真、画像、イラストおよびデータ等、執筆者の責任において作成されています。
◆暁建設だけじゃない建設業の倒産
暁建設の突然の倒産のニュースが報じられてまだ日が浅いですが、建設業界全体が前代未聞の深刻さに陥っているのをご存知でしょうか。
帝国データバンクが今年1月に報じたところによると、2023年に発生した建設業者の倒産件数は1,671件で、前年比+38.8%と急増しています。暁建設だけの問題ではないのです。
=== 記事一部抜粋 ===
建設業の倒産、8年ぶりに1,600件超える
前年⽐38.8%増、深刻な「⼈⼿不⾜」「資材⾼」が背景
2023 年に発生した建設業者の倒産件数は1,671件となり、前年比+38.8%と急増した。増加率が30%を超えるのは2000年以降では初めてで、リーマン・ショック期(2008年は3,446件で前年比+17.3%)にも見られなかった高い水準。
(2024/1/10「建設業」倒産動向調査(2023年)レポートより)
=== ここまで ===
◆あの清水建設も上場以来初の大赤字
さらに、先月3月には楽待新聞でも取り上げていましたが、建設業界大手の清水建設も330億円の赤字を計上。
当初は575億円の黒字を見込んでからの330億円の赤字に転落ですから、900億円以上も損益の見込みがブレたということなります。これ、ちょっと驚きじゃないですか!?
=== 記事一部抜粋 ===
史上初の営業赤字、ゼネコン大手「清水建設」に何が起きている?
清水建設は2月8日、2024年3月期の連結営業損益が330億円の赤字になる見通しであることを発表しました。営業損益の赤字は上場以来初めてであり、また従来予想は575億円の黒字でしたから、これは大きなニュースとして取り上げられました。
2022年度の清水建設の状況を見てみると、業績の悪化要因は複数の大型工事で工事損失引当金を計上した影響が大きいようです。
(2024.3.10 楽待不動産投資新聞 記事より)
=== ここまで ===
◆一過性の赤字なのか?
上記の楽待新聞の記事等を読むと、今回の清水建設の赤字は「工事損失引当金」によるものが大きく、一過性のものと捉えられているようです。
しかし、建設業界全体が今ヤバいんです。
資材高騰や人件費高騰などさまざまな要因があるんですが、圧倒的に深刻なのが「人材不足」だと思っています。建設業って働きたい人が少ないんですよね。。。
清水建設のような大手はまだしも、中小の建設業で働きたいって人が少ない。私の勝手なイメージですが、中小の建設業で働く人は、学生の頃に元気でやんちゃだった人たちが、先輩に引っ張られて就職するというイメージです。(勘違いだったらごめんなさい。)
今、少子化の影響もあって、元気でやんちゃだった人たちがどんどんいなくなってしまっていますし、高齢化していっています。建設業で働く20代は1割ぐらいだと言われています。
今、外国人の雇用を増やそうとしている中小企業もありますが、文化の違いなどで雇うのに苦労している企業も多いようです。さらに、この円安下において日本で働こうとする人も減っちゃっています。
追い打ちをかけるように、4月より2024年問題がいよいよ深刻化していくこともあって、今後建設業界はどうなってしまうのか心配です