トランプはテレビ討論会の後、バイデンに対しゴルフ対決を提案。大統領選の撤退要求が続くバイデンは、他の民主党候補者に大統領の座を譲るくらいなら、まだトランプに明け渡したほうがいいと思っている
◆〔特別情報1〕
BBCは7月3日、「【米大統領選2024】 民主党候補、バイデン氏と交代するとしたら誰か」という見出しをつけて、次のように報道した。
「先週の米大統領選討論会で精彩を欠いたジョー・バイデン米大統領の姿は、民主党全体に衝撃を与え、大統領が民主党候補の指名を辞退した場合、その座を誰が引き継ぐのかという疑問が浮上した。そうなる可能性は低いものの、もしもそうなった場合には民主党の今後の選挙活動は大いに混乱し、有権者が投票するわずか数カ月前に、醜い党内争いが起きる可能性がある。
(中略)
大統領候補が交代する方法はいくつかあるが、選挙まで4カ月あまりという状況で、バイデン氏が撤退する可能性は低い。だが、もしバイデン氏が降りるとなれば、その後任となる可能性のある人物が何人かいる」
ということでBBCは次の6人を写真付きで紹介した。カマラ・ハリス副大統領、グレッチェン・ウィトマー・ミシガン州知事、ギャヴィン・ニューソム・カリフォルニア州知事、ピート・ブティジェッジ運輸長官、ジョシュ・シャピロ・ペンシルヴェニア州知事、J・B・プリツカー・イリノイ州知事。続いて「その他の候補者」として4人の名前を挙げて紹介いた。
トランプの動向を追っている外国人記者によると、とりわけカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏(56)とミシガン州の女性知事のグレッチェン・ウィットマー氏(52)の二人が、ハリス副大統領を超えて、差し替え候補として有力視されており、二人とも大統領候補者の意欲をみなぎらせているという。ところが、やはりバイデン大統領は頑として退陣論に応じるつもりはないようだ。