10月15日12時10分配信 産経新聞
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『山崎正夫前JR西日本社長(写真:産経新聞) |
JR西によると18年12月ごろ、山崎正夫前社長(66)らがJR西と主張が似ている4人の有識者らを選定。うち1人に対して働きかけを始め、接触したが、すでに事故調から委嘱を受けていることがわかり、その後接触はしなかった。19年1月にはJR西社員が、当時の金沢工業大教授だった永瀬和彦氏と接触。本人はすでに公述人になることを決めていたため、発言内容を確認したうえで、電車の加速度や減速をグラフで表した「運転曲線」を取り上げないよう依頼。しかし、永瀬氏は断ったという。 国鉄OBを含む残りの2人は、事故調の選定から漏れたが、意見聴取会後JR西から応募の際の資料作成の慰労金などとして現金10万円を支払ったという。 公述人は、事故調の独自基準による委嘱と、有識者や遺族の応募の中から選ばれる。JR西は「2人はJR西の求めで応募してくれた。事故調に提出する資料の作成などに膨大な時間や経費がかかったので謝礼を支払った。被害者に不信を与えてしまい申し訳ない」と釈明している。 』産経新聞
JR福知山線脱線事故は、ごまかさずに事実に基づいた事故調査をすべきです。そうしないとJR福知山線脱線事故で亡くなられた人達の霊が浮かばれません。なぜ遺族の方々に不信感を与えるようなことをするのでしょうか。脱線事故を起こした鉄道会社としての誠意が無いと遺族の家族に思われます。
長年築いて来た国鉄マンの誇りより、国鉄一家のお団子の馴れ合い体質です。こんなことでは、危なくてJR福知山線に安心して乗れません。競合する速くて、快適な特急車両を使い今回のような人身事故を起こしていない阪急電鉄や阪神電鉄に利用客は流れると思います。親方日の丸や先輩後輩の馴れ合い体質です。JRが、国鉄から民営化された意味が無いと思います。JR福知山線脱線事故の事故調査もごまかし、うやむやにしたらJR西日本の企業としての社会的信用と利用客の信頼を失うことになると言うことです。JR西日本の世間の評価も下がったと思います。乗客を安全に目的地まで運ぶと言う鉄道会社の使命と責務を忘れています。国鉄マンの伝統を受け継ぐJR西日本の鉄道マンとしての誇り、世界に冠たる新幹線無事故の記録を持つ技術人を擁するJRの技術者魂はどこへ何時行ったのでしょうか。
JR福知山線脱線事故の事故調査に手心を加えて貰おうとしたら、不信感を誘うようなやり方でお金を支払ったり真面目に長い間国鉄を支えて来た人達や速くて、安全な新幹線を開発した旧国鉄の優秀な技術陣の人達が今回の脱線事故で泣いていると思います。列車運行の優れた安全装置や設備、世界に類を見ない鉄道技術は、袖の下と思われるような慰労金を出したり、ごまかして隠したり、不正手段を使っても生み出されたものでは無いと思います。
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