麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

U魂

2007年07月18日 | 東演
 僕は浪人時代「TVK(テレビ神奈川)」をよく見ていた
 当時、キー局の「音楽番組」といえば、生のランキングものが主流で、まだビデオクリップに力を注いでない時代のことだ。我等がTVKは国内はもとより、海外の大物アーティストのPVを流しまくり、流すどころか「外タレ」が同番組単独のインタビューに答える映像は“売り”になっていた。

 最近でいえば・・・サッカー情報番組『やべっちFC』で、世界のトッププレイヤーが「Ha~i,Yabecchi」とメッセージを寄せるコーナーがあるが、あんな感じで「ミュートマ☆ワールド!」って一流ミュージシャンが言ってたのだ。
 閑話休題。

 勿論、国内の「売れっ子」を出演させる予算がなく、言えばそれを自ら逆手にとった戦略でもあったわけだが、結果、それは時代を先取りすることになった

 さて。最近は余り言わなくなったが、1~12以外の、もっと大きな数字のチャンネル群を「Uチャン」と呼んでいた。UHFの頭文字をとって。
 でも、そのUHFが「Ultra-High Frequency=極超短波の略」ってことは知らずに使っていたなぁ・・・。

 Uといえば、昨日マンUことマンチェスター・ユナイテッドが浦和レッドダイヤモンズと試合をした
 レッズは大健闘で、なんと2-2の引き分け

 また、マンU自体も、バルサなど他のビッグクラブ同様、アジアでの商圏拡大は至上命令なので、昔のように“観光気分”で手を抜くなんてこともなく、豪華メンバーで、かつ、熱く闘ってくれた。
(むしろレッズの方が代表や怪我でベストとはいえない布陣だったくらい…)

 ところが、そんな素晴らしい試合を、国際親善試合ってこともあって、生中継は「テレ玉」のみ!(*)
 昨季のプレミアリーグとJリーグの、覇者対決をUチャンネルしか放送しないとは・・・
              
 まあ、最近はケーブルテレビも普及して、うちだって“7チャンネル”でテレ玉は見られるわけで(実際見ましたが)、とすれば、むしろ地元・埼玉のテレビ局が、ライブ放送権を積極的にゲットしたというのが本当のところなのだろう…。
 Uチャンネルは頑張っているのだ

 で。決して自らを過小評価するわけじゃなく、歴史や座の大きさ(人数及び年間のステージ数)を鑑みた時“演劇界のUチャンネル”に位置すると思われる我々東演は、時代に先んじてPVを取り入れたように、他がまだ西洋の翻訳劇にうつつを抜かしている中、既に10年になろうかという中国との交流を深めるといった、なかなかどーして、昨夜の小野の同点ゴールばりのカッコイイ仕事をしていると言えるのでは・・・。
 と、埼玉スタジアムでのマンUとレッズの試合を、Uチャンで観ながら思ったのだった
 この「U魂」をこれからも忘れてはならないとも
 そしていつか、世界のトップチーム「マンU」のような劇団になろうと。


   (*)キー局では、深夜にTBSが録画放送。
 
コメント
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