麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

贅沢な週末~津、昼のはなし編

2014年12月22日 | 身辺雑記
生まれて初めて津に行った。

三重県の県庁所在地である。
これまで『池袋わが町』で名張、
『山彦ものがたり』で尾鷲と、
三重は何度も訪れていたけれど、
津の地にようやく降り立った。

名古屋から近鉄急行で約一時間。
あっという間だ。
(特急つかえがもっと速いっす)
ジャブジャブサーキットが公演する
三重県文化総合センターは、
その近鉄側にあるという表示。
非常にこぢんまりした駅前だった。

もちろんJRも走っていて、
反対側には大きなビルも見えていた。

芝居が十四時開演なのに
駅着は十三時四十六分。
バスで五分と聞いてはいたが、
そう頻繁にも出ていないと踏んで
タクシーを選択した。
僕の前にも三十代前半の女性が乗る。
もしや、と思ったが案の定・・・
「運転手さん前の車を追ってください」
という二時間ドラマの決まり台詞よろしく
ずっと追尾する形で開演五分前に到着。

いやあ~文化センターのでかいこと。

靴三足でいっぱいになる玄関をあがり
ドアを開けたら七十畳の居間が出てきた。

やや大袈裟だが、駅前とセンターの
余りに異なる印象を例えるとそうなる。

観劇後に少し探索したのだけれど、
なんたって「総合」と冠するだけあって、
大中小に加え多目的ホールを有する
三重県文化会館のほか、
県立図書館、生涯学習センター、
「フレンテみえ」の別称を持つ
三重県男女共同参画センターなどが
それぞれ独立した建物としてあり、
その中央には約1,100㎡の知識の広場。
そんな巨大施設の総称が
三重県総合文化センターだ。
ただいま二十周年記念事業も展開中。

さらに道路の反対側には
今年オープンした県立博物館も。
ただ回廊で結ばれてはいますが
こちらは「総文」ではないよーです。

そんな文化会館の小ホールで
二十日、二十一日上演された
劇団ジャブジャブサーキット
『非常怪談2014』
(作・演出/はせひろいち)

傑作は錆つかない。
いや美味しいお酒を寝かせると
味が豊穣になるように、
通夜の数時間を描いた名作は
新たな輝きを増して客席に届いた。
役者たちの演技だけではなく、
仕掛けなどのスタッフワークも
歳月を経て「面白く」なっていた。

括弧書きしたのは単純なそれでなく
もっと複雑な意味をこめて……。

当日リーフレットにいわく、
≪岐阜を拠点に名古屋・大阪・東京の
「大都市に見せに行ってやる」を
続けてきた中で「大胆な遊び方」から
遠ざかっていたことも事実。
そこで三十周年を言い訳に、
大垣と津でのみの上演を
「大都市から見に来たまえ!」と
企んだ公演≫と、はせ氏は書いていた。
(原文ままでなく、かいつまんでます)

そこに乗ったのは僕ばじゃりじゃなく、
会場はほぼ満席でした。

そんな贅沢な週末の話はまだ続く
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贅沢な週末~名古屋編

2014年12月22日 | 身辺雑記
21日午前零時十五分新宿からバスに乗る。

朝の七時十分、名古屋着

深夜バスは早朝から時間が使える利点がある。
帰省であればとっととおうちへ向かえば良い。
仕事なら出張先へ移動する、等々。
一方、主目的が十四時開演の芝居をみる僕。
おおむね店は閉まっている中で、さて…。

前日、午前中にシャワーを浴びて以来、
公演での受付、忘年会から直接in尾張。
ということで、まずは風呂である。

朝六時半からやってる「銭湯」があった。
地元のお年寄りの常連がいるくらいで、
場合によっては貸切状態での~んびり
を期待し向かったら……。
今やネット社会なのである。そりゃそうだ。
かくいう僕もPC検索して得た情報だ。

広いとはいえないお風呂屋さんだったので
洗い場が足らないほどの盛況。
しかも二十代の若者が大半で、
壁の向こうからは「きゃあー痛~いッ」
と、恐らく電気風呂に入ったのだろう
娘の黄色い声も聞こえて来る状況。

ホテルとの併営だったので、
宿泊客がチェックアウト前のひとっ風呂って
パターンもあったと思われ、
そんなこんなでゆったりは出来なかったが、
前日からの汗は流してさっぱり。

次は食事。モーニング文化の聖地。
途中、コメダもあったけれど、
今では東京で堪能できるもんな……
と、道のそこここに雪の残る静かな街を
見繕っているうちに駅へついてしまう。

余談になりますが・・・
バスがついた笹島地区は駅の南。
「炭の湯」~名前通り、備長炭を
湯に溶かし込んだ湯を使用~は、
太閤通口の方。名古屋駅を中心に
十字に線引きしたとすると、
右下から駅を抜けて左上へ移動し、
そこから駅の左側に戻ったルートっす。
ちなみに、国際センターや栄、
名古屋城、ナゴヤドームがない側。

ちょいと体も冷えてきたので
地下街に逃げ込むも開いているのは
数店の土産屋さんと喫茶店。
一店はコメダで、しかも朝から行列!
名もない喫茶店の禁煙コーナーを選ぶ。

残念ながら「普通」のモーニング
おまけなし。だから空いていたのか。

ネットカフェでメールのチェックなどし、
さあ、いよいよ近鉄で津に向かいます。

が、そちらは【津編】で詳しく書きます。
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