麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

贅沢な週末~津、夜のはなし編

2014年12月23日 | 身辺雑記
劇団ジャブジャブサーキットの
『非常怪談2014』を見に
行った話が続いています。

直接深夜バスで津に入る予定が
満席だったので名古屋着にした。
結果論だが正解だった。

素晴らしい芝居をみたあと、
巨大な総合文化センターを歩き、
駅前に戻る。小ぶりな近鉄側から
大きなビルも見えるJR側に
地下道をくぐって渡った。

政治と経済の中心を分ける街作りは
世の中にたくさんある。
どうやら三重県もそのようで……
官庁が多い駅前は日曜のため、
まるで人影がない。人がいないので
ほとんどの店も閉まっている。
困った

一見なので最初は大きな通りを歩き、
繁華街的な灯りを捜したが、
挫折して駅前に舞い戻り、
線路沿いを南下する感じで続く
飲食店街を発見した。
恐らく平日は津の社交場となる
エリアも、多くが暖簾を下げていた。
ま、十七時って時間もあったのだろう。
・・・そんな中入った「星丸」。

オープン間もないので休んでいられない、
イケメンの店長・福地君は言った。
沖縄生まれの彼は、まず東京の
大手居酒屋チェーンに入社したそう。
そこは、墨田区に本社を置き、
その近くに土俵がある店舗を持つことで
有名な会社だったことから話が弾んだ。

僕の友人の御尊父が社長だからである。

なんたって店には二人きり。
黙って飲んでても寂しい限りなので
根掘り葉掘りするっきゃない。

研修後に東岡崎の店舗に配属され、
退社したのち津にたどり着いたと。
(詳細聞いたけど、割愛します)
やがて十八時。社員一人バイト一人が店に。
な、なに~っ

幸いにもヒットに恵まれたバンドの、
メンバーより客が少なかったライブがあった
とゆー話は、売れない頃の鉄板ネタだ。
合併前まで県庁所在地で最少人口(*)
だった街で、まさに僕はその状況に。
いや。
バンドは歌い客は聞くという受身だが、
居酒屋では客が黙ると店員は直立不動。
攻めていかなければなりません

社員氏は大阪和泉、バイト君は県内鈴鹿。
出身地に始まり、彼ら「津若者ライフ」
のレポートをしながら、ビールに始まり、
店の名を冠した焼酎、店長一押しの泡盛、
そして三重の地酒と次々に舐めた。
「鮮魚店直営」と冠するだけあって、
刺身はもちろん、最近定番になった
その場でバーナーで炙った烏賊も美味。

皆様、津にお越しの際は、是非「星丸」へ。

お勘定した時点でまだ夜七時。
名古屋に降り立って約十二時間経過。
贅沢な週末なのである。

*2006年の合併で約16万人→約28万人。
最下位から38位へ。
人口もさることながら面積の拡大も
はんぱがなく現在は県内市町村最大に。
コメント
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