たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

今冬初積雪とサクラランの蕾

2022年01月06日 17時35分10秒 | 暮らしの記録

強い寒気の流れ込みと、南岸低気圧の通過の影響で、
当地、今日は、朝からほとんど気温が上がらず、
最高気温が、3℃前後、
天気予報通リ、お昼過ぎから、雪が降り出した。
夕方までのところ、路面には、積雪は見られないが、
家屋の屋根や叢等には うっすら積っている。
昨年末に、小雪が舞ったことが有ったが、今冬、初積雪だ。
今夜から明朝に掛けて、さらに降雪、積雪となるのかどうか。
雪に弱い首都圏、事故や災害、交通混乱にならなければ良いが・・。

こんな厳寒の折、ベランダから室内に運び込んでいるサクラランに蕾がついているのに気が付いた。なにか変な感じがする。


藤沢周平著 「夜消える」

2022年01月06日 14時37分27秒 | 読書記

図書館から借りていた 藤沢周平著 「夜消える」(文藝春秋)を 読み終えた。本書には、表題の「夜消える」の他、「にがい再会」「永代橋」「踊る手」「消息」「初つばめ」「遠ざかる声」の時代小説、短篇7篇が収録されている。


読んでも読んでも、そのそばから忘れてしまう爺さん、読んだことの有る本を、うっかりまた借りてくるような失態を繰り返さないためにも、その都度、備忘録として、ブログ・カテゴリー「読書記」に 書き留め置くことにしている。


「夜消える」(表題作)
主な登場人物・おのぶ、兼七、おきみ、新吉、友蔵、
30歳を過ぎてから飲んだくれになってしまった兼七。「おとっつぁんなんか、死んでくれればいいんだわ」、「ばか」、おのぶは、思わず手をのばして、おきみの顔を打った。兼七が失踪して3年目、おきみは新吉と結ばれ・・。

「にがい再会」
主な登場人物・おこま、源次、新之助、
新之助は、源次から、幼馴染のおこまが岡場所から戻ってきたことを聞き、探し当て再会する・・・。「かんにんしてね。ひとをためすのは、やっぱりよくないわ・・・」。みじめだったが、そのみじめさがいまの自分に一番合っていると新之助は思いながら・・・、

「永代橋」
主な登場人物・菊蔵、おみつ、おとり、
世帯をもって3年目、菊蔵は博打に走り、子供が病死、おみつと別れたのは5年前だった。そのおみつと偶然に出会うが・・。永代橋で去っていくおみつの後ろ姿がさびしげ。菊蔵は、おみつとの縁がかすかに繋がっていることを感じながら・・・、

「踊る手」
主な登場人物・信次、おはる、伊三郎、おかつ、おきみ
信次(10歳)の目で捉えた、同じ長屋(裏店)の伊三郎、おかつ、おきみ親子の夜逃げ事件の顛末。寝たきりの老婆(伊三郎の祖母)が置き去りにされて、食べ物を食べず困り果てる母親おはるは、信次に託する。1ケ月後、伊三郎が老婆を背負い、ほい、ほい、おどけた足取り、老婆が差し上げた両手が、ほい、ほい、踊るようにふられ・・。

「消息」
主な登場人物・おしな、おきみ、作次郎、龍吉、伊豆屋善兵衛、菊之助、利平、
5年前、太物屋伊豆屋の手代だった作次郎が突然失踪、消息を聞いたおしなは、探し回るが、作次郎は次々と引っ越してしまう。ようやく突き止め再会。失踪の理由が判明。伊豆屋善兵衛に打ち明けると・・・。

「初つばめ」
主な登場人物・なみ、友吉、おゆう、滝蔵、
両親が病死、なみは、弟友吉のために働いてきたが、その友吉が結婚相手のおゆうと長屋(裏店)のなみを訪ねてきた。だが、酒、料理を準備した、なみの思惑は、まるで外れ、喧嘩状態になり・・・挙げ句 一人残されさびしさが身を締めつけて来た時、現れたのは・・・、

「遠ざかる声」
主な登場人物・新海屋喜左衛門、はつ(亡妻)、おもん、参次、まさ、井筒勘兵衛、藤助、信夫の忠吉、
喜左衛門が、仏壇に向かって、焼き餅やきだった亡妻はつと会話するという筋書き。後添えの縁談が次々壊れのは、いったい?。「おもんは悪い女だかれね」、「もっとまわりを見回してみたら・・」、「何のことだね」・・・、喜左衛門の身に、爆発する笑い声が聞こえた。