たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「セレソ・ローサ(Cerezo Rosa)」

2023年04月02日 20時07分55秒 | 懐かしいあの曲

gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがあるが、随分前に書き込んだ古い記事で、すっかり忘れてしまっているような記事に、アクセスが有ったりする。「エッ?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりすることがある。
先日、もう5年も前に、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めていた記事、「セロソ・ローサ」にアクセスが有ったことに気が付き、「おお!、懐かしい!」・・、早速、コピペ、リメイクしてみた。
そんな古い記事を、クリックひとつで引っ張り出して読んだり、加筆、訂正、修正、コピペ、リメイク等が出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。


「セレソ・ローサ(Cerezo Rosa)」(再)

毎年、桜の季節になると、なんとなく思い浮かんで来る曲の一つに、「セレソ・ローサ」が有る。今更になってネットで調べてみると
「セレソ・ローサ(Cerezo Rosa)」は、フランスで作曲されたポピュラー・ソング「Cerisiers Roses et Pommiers Blancs」が原曲で、英語タイトル「Cherry Pink and Apple Blossom White(「バラ色の桜んぼの木と白いリンゴの木」)だったが、1955年(昭和30年)に、マンボの王様等と呼ばれたペレス・プラード(Perez Prado)と彼の楽団がマンボ調にアレンジし録音、リリース、さらに、アメリカ映画「海底の黄金」の主題曲にもなって、世界的に大ヒット、若い頃、よくラジオ等から流れていたものだ。「Cherry Pink Mambo」等々、各国で様々なタイトルを付けられたようだが、日本では、「チェリー・ピンク・マンボ」としても、知られている。数枚のラテン・ミュージック、マンボ曲のレコードにも収録されており、大いに耳に馴染んだ楽曲である。

ペレス・プラード演奏の「セレソ・ローサ(チェリー・ピンク・マンボ)」 
(YouTubeから共有)

桜満開、心弾む春に、ふさわしい曲のような気がする。

コメント (1)

「あはれ花びらながれ おみなごに花びらながれ・・・・」

2023年04月02日 11時13分23秒 | 詩・エッセイ

当地、今日はまた、曇天に戻り、気温も急低下、
花冷え?、花曇り?
満開になっている桜も、そろそろ散り始めているが、
毎年、この時期になると、なんとなく思い浮かんでくる詩がある。
まるで、疎覚えではあるが、
「あはれ花びらながれ おみなごに花びらながれ・・・・」
新学期を迎え、桜吹雪の下を、うきうきと賑やかに通り過ぎる女の子達の情景を
勝手に連想している爺さんであるが・・・・、
今更になってネットで調べてみると、
その詩は、詩人、三好達治が、1930年(昭和5年)に刊行した、詩集「測量船」で発表した抒情詩「甃(いし)のうへ」だった。もしかしたら、中学だか、高校だかの国語の教科書の載っていたのかも知れない。

「甃のうへ」 
三好達治、詩集「測量船より」


            あはれ花びらながれ
            をみなごに花びらながれ
            をみなごしめやかに語らひあゆみ
            うららかの跫音(あしおと)空にながれ
            をりふしに瞳をあげて
            翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
            み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ
            廂(ひさし)々に
            風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば
            ひとりなる
            わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ

「甃(いし)」とは、石畳、敷き瓦(石畳のように敷き並べた平たい瓦)のこと。
標準漢和辞典に無かった「甃」、PCでは、「いしだたみ」で変換され、ビックリ・・・、
「わが身の影をあゆまする甃のうへ」
爺さんの勝手な連想とは違って、緑に囲まれたお寺の桜の散る下を、静かに語らい歩く娘達の情景を見ながら、甃を歩く青年の孤独な思いを表現した詩だった。