gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがあるが、随分前に書き込んだ古い記事で、すっかり忘れてしまっているような記事に、アクセスが有ったりする。「エッ?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりすることがある。
先日、もう7年も前、2016年4月に、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めていた記事、「午後の旅立ち」にアクセスが有ったことに気が付き、「おお!、懐かしい!」・・、早速、コピペ、リメイクしてみた。
そんな古い記事を、クリックひとつで引っ張り出して読んだり、加筆、訂正、修正、コピペ、リメイク等が出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。
「午後の旅立ち」(再)
夕食前の手持無沙汰な時間、久し振りに、リチャード・クレイダーマンを聴きたい気分になり、古いLPレコード盤を引っ張り出した。その中の1曲に、「午後の旅立ち」が有るが、特にお気に入りの曲になっており、これまでずっと、なにかと言うと聴いてきたような気がしている。
もう、40年以上前になるだろうか、テレビ朝日系列で、山田太一脚本の「午後の旅立ち」という連続ドラマが放送されたことが有り、当時、結構しっかり見ていたものだったが、毎回、オープニングで流された、ドラマのテーマ曲だったのだ。当初は、演奏者も、曲名も 知らず分からず、ただ、なんとなく漫然と聴いていただけではあったが、印象的で独特な雰囲気のピアノ演奏に、「いい曲だけど、なんて曲かな?」程度だった気がする。ドラマ番組が終了する頃だったろうか、演奏者が、リチャード・クレイダーマンで、曲名が、ドラマタイトルと同じ「午後の旅立ち」(原曲名「Triste Coeur(悲しい心)」)であることを、初めて知って、一気に リチャード・クレイダーマン ファンになってしまい、滅多にレコード等を買うこと等無かった人間が、当時はまだ地元に有った小さな「レコード店」に、わざわざ足を運び、無理をして、LPレコードを買ったこと、未だに覚えている。CD時代になり、レコード等を聴くことをしなくなって以後も 廃棄出来ず、後生大事にダンボール箱に仕舞い込んでいたものだが、最近になってまた引っ張り出して聴いている次第。
LPレコード・「リチャード・クレイダーマンのすべて」(全14曲)
フランスが生んだ「ピアノの貴公子」等と呼ばれていたリチャード・クレイダーマン(Richard Clayderman)、その頃は、毎年のように来日し、各地でコンサートを行っていたようで、テレビドラマ「午後の旅立ち」で、リチャード・クレイダーマンを知ってから数年後?だったろうか、たまたま、地元でも公演が有り、それまでは、コンサート等とは、ほとんど無縁だった人間が、いそいそと会場に足を運んだことも覚えている。
彼の奏でる流麗なピアノ演奏、甘いマスクに、特に女性には人気が有ったに違いない。LPレコード「リチャード・クレイダーマンのすべて」には、「午後の旅立ち」をはじめ、「愛のコンチェルト」「愛しのクリスティーヌ」「星空のピアニスト」「渚のアデリーヌ」「ドランの微笑」「母への手紙」等 ヒット曲、全14曲収録されており どの曲もいい曲ばかりだが 「どれか1曲」と言われれば、やはり、一番最初に魅せられた「午後の旅立ち」ということになってしまう。
「午後の旅立ち(原曲名「Triste Coeur(悲しい心)」 (YouTubeから共有)
ほとんど、記憶曖昧になっている、テレビドラマ「午後の旅立ち」。
今更になってネットで調べてみると、
それまで、平穏に暮らしていた普通の中年夫婦とその息子3人家族が、パイロットの夫が起こした航空機事故が契機に、夫の浮気が明るみになり、突然に家庭の危機、不幸が訪れるところから、平凡だった主婦が、新たな旅立ちを迫られたり、家族の再起を見つめる・・・といった内容だったようだ。
主な出演者、若尾文子、藤田まこと、三浦友和、星野知子、津島恵子、津川雅彦、白川由美・・・。