昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し、ブログ・カテゴリー「懐かしい故郷の方言」に、書き留め置くことにしている。
懐かしい 昭和20年代、30年代の農村風景
「ニワトリの餌やり、チャンバラごっこ」
相互フォロワー登録している「気ままぶらぶら」たなのぶ様のパソコン画。
ご本人のご了解を得て拝借している。
No.90 「おっかない」
「怖い」「恐ろしい」という意味合いで、使ったり、聞いていた言葉のような気がする。
例えば
「アソコラヘンニ、ヘビイルミタイデ、オッカナクテ トオレンワネ」
(あの辺に、蛇が居るみたいで、怖くて通れませんよ)
「ムカイノ、オッカサ、オッカナイソイ、ヨケイナコト、イウナネ」
(お向かいの奥さん、恐いですから、余計なこと、言ってはいけませんよ)
「ソンナ、オッカナイカオシテ、ドシタチャンネ」
(そんな恐い顔して、どうしたんですか)
ネットで調べてみると、
「おっかない」は、北海道、東北、関東、中部等、
主に東日本の広い範囲で使われているようで、
「方言」・・、とは言えないのかも知れない。