当地、今日は、やや雲が多かったものの、秋晴れ?
スッキリ爽やか、絶好の行楽日和だったが、
すっかり出不精になっている老夫婦、
1日中、家籠もりで、
あっという間に、夕暮れ、
夕食前の手持ち無沙汰な時間、
久し振りに、タンゴを聴きたい気分になり、
古いLPレコード盤を引っ張り出して針を落としているところだ。
若い頃、薄給でおいそれとレコード盤等買えなかった時代に、レコード店で迷いに迷って無理をして買った類の数少ないLPレコード盤、ドーナツ盤等、CD時代になってからも処分することが出来ずにダンボール箱に詰め込んだままになっていたが、つい最近になってからのこと、懐かしくなり、時々引っ張り出しては聴くようになっている。
その内の1枚に、アルフレッド・ハウゼ楽団(Alfred Hause and His Tango Orchestra)のLPレコード盤「ベリー・ベスト・オブ・コンチネンタルタンゴ」(全14曲)が有る。色褪せたレコードジャケットの隅っこに 「S.40.12.24」という日付が書き込まれており どこで買ったのか等の記憶には無いものの、自分で買ったものに間違い無く、今から60年程前に買ったレコード盤ということになる。よくもまあ 後生大事に持ち続けているものよ・・、我ながら呆れてしまう。「定価=1,800円」と印刷されており、当時の手取り給料額からすると、かなり無理して買ったことも間違いない。すでに、B面の一部分には、キズが入っており、コツ、コツ、コツ・・、雑音が出てしまうが、アナログならではの音質が、未だになんとか楽しめる。
収められている曲は、お馴染みの曲ばかり、若い頃から、カセットテープ、CD時代になるまでの間、どれだけ繰り返して聴いたか分からない。
「碧空」「夜のタンゴ」「バラのタンゴ」「夢のタンゴ」「真珠採り」「月下の蘭」「モンテカルロの一夜」「オレ・グワッパ」「ヴィオレッタに捧し歌」「奥様お手をどうぞ」「ジプシーの嘆き」「小さな喫茶店」「カプリ島」「ジェラシー」。
その内の1曲、「モンテカルロの一夜」を、YouTubeから共有させていただいた。
今更になってネットで調べてみると
「モンテカルロの一夜( Eine Nacht In Monte Carlo)」は、原題「Bomben auf Monte Carlo」、
1931年(昭和6年)に、監督 ハンス・シュワルツで、製作されたドイツ映画 「狂乱のモンテカルロ」の主題歌として、ロベルト・ギルバート(Robert Gilbert)が作詞、ウエルナー・リチャード・ハイマン( Werner Richard Heymann )が作曲、劇中、ドムグラーフ・ファスベンダーが歌った楽曲だったのだそうだ。「へー!、そうだったの」・・である。
もちろん、映画も観ていないし、原曲を聴いたこともないが、終戦後、一時、タンゴブームが有り、アルフレッド・ハウゼ楽団、マランド楽団等、数多に演奏されて、コンチネンタルダンゴのスタンダード・ナンバーとなり、脳裏に焼き付いた楽曲だ。
コンチネンタル・タンゴの名曲、数有れど、「モンテカルロの一夜」も、その一つであること間違い無いと思っている。
アルフレッド・ハウゼ楽団演奏の「モンテカルロの一夜」(YouTubeから共有)
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