gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがあるが、随分前に書き込んだ古い記事で、すっかり忘れてしまっているような記事に、アクセスが有ったりする。「エッ?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりすることがある。
先日、8年前の2015年10月に、ブログ・カテゴリー「M男のあの日あの頃」に書き留めていた記事、「里の秋」にアクセスが有ったことに気が付き、「おお!、懐かしい!」・・、早速、コピペ、リメイクしてみた。
そんな古い記事を、クリックひとつで引っ張り出して読んだり、加筆、訂正、修正、コピペ、リメイク等が出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。
「里の秋」(再)
「ふーけゆくー あーきのよー・・・」
「あーきのゆーひに てるやま もみじー・・・・」
「ゆーやけ こやけーの あかとーんぼー・・・」
10月も中旬となり、相互フォロワー登録している数多のブログ拝見で、北海道や本州の高山等の初冠雪の写真、秋の雲や夕焼けの写真等、見事な写真を居ながらにして堪能させていただいているが、異常に猛暑だった夏がやっと終わり、本格的な秋がようやくやってきた感がしている。
秋の風景は、美しくも、どこか物悲しく、ふと郷愁に駆られてしまうのは、私だけだろうか。
それは、子供の頃過ごした故郷、北陸の山村の秋風景、家族や友達、先生等との思い出等が重なるからだと思っている。
秋の風景を眺める時、必ず思い浮かんでくるのは童謡。
秋をテーマにした、童謡、唱歌は数多有り、いずれも情緒あふれる曲ばかりだが、まず思い浮かぶのは、「里の秋」だ。
古き昭和の時代の農村の暮らし、その情景まで思い浮かんでくる。
「里の秋」
しずかな しずかな 里の秋
お背戸に 木の実が 落ちる夜は
ああ 母さんと ただ 二人
栗の実 煮てます いろりばた
今更になってネットで調べてみると
「里の秋」は、作詞者 佐藤信夫が、東北の片田舎で暮らす親子3人の平和な家庭をイメージして 作詞したといわれる童謡だが、戦後、「復員だより」というラジオ番組のテーマ曲となるにあたり 2番、3番の歌詞は、書き直したのだそうだ。
「紅葉(もみじ)」、「夕焼け小焼け」、「たき火」、「虫の声」、「赤とんぼ」、「まっかな秋」、「小さい秋見つけた」、「村まつり」、「どんぐりころころ」、「旅愁」、「月」・・・・・・、
幼い頃、口ずさんだ童謡、唱歌は、忘れてしまっているようで覚えているから不思議だ。
介護施設等の高齢者でも、童謡、唱歌だったら、歌詞も、メロディーも、ちゃんと歌えると、よく聞くことがある。
最近の子供が、古い童謡、唱歌を歌っている光景をあまり見ることが無いような気がするが、それは、自然環境も、暮らし方も、すっかり変わってしまい、童謡、唱歌で表現される、「昭和の日本の故郷」を、心身で感じること自体が難しくなってきているということなのかも知れない。
まだまだ残っている、日本の秋、童謡、唱歌の世界を見つけに出掛けたいものだ。
川田正子の「里の秋」 (YouTubeから共有)
ハーモニカ演奏の「里の秋」 (YouTubeから共有)
宗次郎のオカリナ演奏の「里の秋」 (YouTubeから共有)
相互フォロワー登録している「気ままぶらぶら」たなのぶ様のパソコン画作品
昭和20年代、30年代の農村風景
ご本人からご了解をいただき、拝借している。